第20話 ページ23
「あ？別に私のおかげで誰が助かろうと知ったこっちゃねぇよ」
「…聞かなきゃよかった」
「あ”ぁ？」
その会話を聞いていた釘崎がパンダに振り回されながら伏黒に文句を言い始めた。
「伏黒ォ！面接対策みたいな質疑応答してんじゃないわよ！交代！もう学ランはしんどい！可愛いジャージを買いに行かせろ！」
そしてパンダに投げられ受け身が上手くいかず地面に落下する。伏黒は不思議そうにその光景を眺めていた。
「あの2人は何してんですか？」
「受け身の練習だって」
「オマエらは近接弱っちぃからな」
「まずは私らから一本取れ、話はそれからだ」
その後、Aは伏黒と真希の手合わせを見て、自分にできることはないか考えていた。
すると真希に1本取られた伏黒が、急に振り返る。
「恵どうしたの？」
「今…とてもイラっとして…」
「あ”？」
「いや先輩やAじゃなく」
その伏黒を軽く流した後、真希は長物を伏黒に渡した。ちなみにAは獲物で戦おうとすると動きが悪くなってしまった。元々、自分の術式と武器の相性が良くないのだ。
伏黒が参加してから少し時間が経ってから、我慢ができなくなった釘崎はジャージを買いに行くことになった。その間、A達は集まって呪具の持ち運びについて話し合っていた。それを提案したのは伏黒だ。
「獲物で近接を補うのは賛成ですけど、術式上手はパッと空けられる様にしたいんです。刀も鞘に納めるロスがあって…禪院先輩は2つ以上呪具持ち歩くこととかザラですよね。どうしてるんですか？」
「パンダに持たせてる」
Aはその会話を聞きながらも、自分の術式について考えていた。
炎灼術式で体に纏わせて、相手に当たった瞬間灼くという方法で戦ってきた。だが、それでは攻撃範囲が自分の手や足が届く距離だけになってしまう。
炎を放つのは遠くにいる敵や雑魚を一掃するときに使うのが一番良い。なぜなら自分の術式で視界が遮られてしまうからだ。1対1にはあまり向かない。
ここでAは、宿儺の言葉を思い出した。
『何故あの時逃げたのか分からんな』
(私にはあの特級が倒せた可能性があると…そう言ってるのか？)
確かに、Aは虎杖が自分を囮にしようとしていたとき、自分なら倒せる可能性があると思った。だが、それはAにとって“捨て身”の策であった。宿儺が言ってることとは何故か違う気がした。
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ヨッシー(プロフ) - 内水 眞衣香さん» コメントありがとうございます！五条先生凄かったですね！アニメではまた違う美しさがありました！呪霊側との接触も上手く書けるように頑張ります！ (2020年11月15日 11時) (
レス) id: 27a5e91788 (このIDを非表示/違反報告)
内水 眞衣香 - 五条先生は目隠しを外したら、雪のように白くて素敵だと思いました。真人も登場して、これからの活躍が楽しみです！^_^ (2020年11月15日 11時) (レス) id: 57a8ad7f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨッシー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/
作成日時：2020年11月7日 20時
