第18話 ページ21
「でもしごきも交流会も、意味ないと思ったら即やめるから」
「同じく」
「右に同じ」
「まぁ、こん位生意気な方がやり甲斐あるわな」
「おかか」
それから1度全員解散して運動着に着替えてから、高専内にある運動場に集合することになった。そういう運動着を実家から全く持って来ていなかった釘崎は嘆いていたが。伏黒は所用で出かけるから、最初からは鍛錬に参加できないと伝えた後、どこかに出かけて行った。
訓練を始める前に、Aと釘崎の今の実力を知りたいと言った二年生達は、彼女達を真希と手合わせさせることにした。
呪術師において、呪術の扱いは勿論重要だが、身体が強くなければ話にならない。呪術師は呪霊と近接で戦うことも多い、強い術師ほど体術が強いのだ。だからまず、体術がどれほどできるのか見定めるそうだ。
先ず始めに釘崎が真希と手合わせをしたが、戦いながら真希に「隙が多い」「受け身が下手」など指摘をされ惨敗した。次はAと真希の手合わせだ。
「よろしくお願いします、真希さん」
「あぁ、本気でこいよ」
手合わせ開始の合図があった後、真希はすぐに右手でAの顔面目掛けて殴りかかってきた。
Aはそれをスレスレで躱した直後、カウンターをする形でを真希の右腕を覆うかのように左腕を伸ばし、真希の顔に向けて殴ろうとする。真希は反射的に伸ばしきった右腕をAの左腕に当て、攻撃を妨害した。直ぐ様Aは右手で真希の腹に拳を振るった。が、それよりも早く真希が左足でAの腹を蹴り飛ばした。
「ぐっ…」
「…！」
しかし、Aは真希の左足を咄嗟に右手で掴み、バランスを崩させる。その隙に左手で真希の顎を殴るが躱され、胸ぐらを掴まれ地面に押し倒されてしまった。
「私の勝ちだな」
「……」
手合わせを見ていた釘崎はAの立ち回りに目を見開かせていた。
「アイツ結構やるのね」
「まぁ、昔から悟に教えて貰ってたから、体術はそれなりにできるんだろう」
「しゃけ」
倒れたAの手を引っ張って立ち上がらせた真希は手合わせをして思ったことを口にする。
「A、お前殴ることに集中しすぎだ。足を使え、足を」
「そこは悟にも指摘されました。足を動かさな過ぎだと」
「解ってんなら良い。交流会までにどうにかするぞ。…バランス崩させたのと顎を狙ったのは良かったぜ」
「…！ありがとうございます」
その様子を見たパンダはA達に言った。
「まずは近接強化だな、しごくぞ〜」
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ヨッシー(プロフ) - 内水 眞衣香さん» コメントありがとうございます！五条先生凄かったですね！アニメではまた違う美しさがありました！呪霊側との接触も上手く書けるように頑張ります！ (2020年11月15日 11時) (
レス) id: 27a5e91788 (このIDを非表示/違反報告)
内水 眞衣香 - 五条先生は目隠しを外したら、雪のように白くて素敵だと思いました。真人も登場して、これからの活躍が楽しみです！^_^ (2020年11月15日 11時) (レス) id: 57a8ad7f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨッシー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/
作成日時：2020年11月7日 20時
