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ピンポーン
私は息を弾ませながら駿の家のチャイムを鳴らした。
ガチャ
しばらくして出てきたのは、
「あら、Aちゃん。どうしたの？」
駿のお母さんだった。
「あの、駿っていますか？」
緊張気味に言うと、おばちゃんは首を横に振った。
「駿、どっかに行っちゃったのよ。帰ってきたと思ったら、すぐにどっか行っちゃうし。どこいくのって聞いても、夕飯までには帰る、としか言わなかったのよ。どうしたのかしらねぇ‥‥」
どこかに行った‥‥？
「用事があったならあとで駿に行かせましょうか？」
「‥‥いえ、大したことじゃないから。」
「あらそう？」
私はおばちゃんにお礼を言ってドアを閉めた。
そして、
‥‥あの公園。
再び走り始めた。
駿ｓｉｄｅ
キーッ‥‥
俺は家に帰ると、すぐに荷物を置いて、あの公園に来ていた。
ブランコ‥‥
‥‥Aと立ちこぎで競争したっけ。
それでAが落ちて大泣きしたんだよな。
あのときの俺の焦り用といったら、やばかったｗ
すべり台‥‥
Aと俺で二人一緒に滑ったっけ。
何回も何回も階段を上って、くたくたになったんだ。
公園の遊具を見ていると、Aとの思い出が次々と蘇ってくる。
‥‥‥A、俺の告白でどうなったかな。
今の関係が崩れるのはわかってた。
‥‥‥でも、Aを見たらどうしても気持ちが抑えられなくなって。
『俺はお前が好きなんだよ。』
気がついたら告白してた。
言ったあと、少しだけ後悔した。
でも、すぐに切り替えた。
Aが少しでも俺のことを考えてくれるんだったら、ちょっと卑怯な手でも使わないと。
そのときだった。
「駿ー」
どこかから俺の名を呼ぶ声が聞こえた気がした。
‥‥‥とうとう幻聴まで聞こえるようになったか。
するとまた、
「駿ー！」
とさっきよりも大きな声で聞こえた。
思わずあたりを見まわした。
ある一点をずっと見つめた。
「駿ー！！」
Aが必死に走ってきていたんだ。
大好きな声で、俺の名前を呼びながら。
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あや - ミナさんの小説とても面白くて大好きです！本当にありがとうございました!これからも読ませていただきます！ (2020年5月29日 11時) (
レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 同じ名前の方が作者さんだったのでなんとなく読んでたらすごいキュンキュンしました、ニヤニヤ止まらない (2019年4月2日 3時) (レス) id: 290d7994a1 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 緩芳さん» やっとテストが終わって‥‥更新できます！多分(笑) 両立できるように頑張ります！ (2018年5月27日 20時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
緩芳 - テストお疲れ様です！大変ですよね。よく分かります。これからも、勉強と更新頑張って下さい！！ (2018年5月27日 12時) (レス) id: c0887ec13b (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - まぃりぃさん» ありがとうございます！(^▽^)/ これからも頑張ります！ (2018年4月30日 11時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ x他1人 | 作成日時：2018年3月8日 21時
