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「お邪魔します。…って、おばさんいねぇのかよ。」
「あぁ、お母さん、多分、料理教室…」
Aはとても苦しそうに荒く息をした。
‥‥やっぱり。
「…お前、熱あるじゃん。」
Aの額に手を持っていくと、とても熱かった。
「だい、じょー、ぶ…」
「大丈夫じゃねーよ、熱いし。」
Aはフラフラしながらたどたどしく部屋に続く階段を上ろうとしていた。
「あー、無理すんな。」
俺はAに近づき、
ヒョイ
「な、何すんの!?」
Aの膝の裏に腕を持っていき、Aを抱えた。…世にいう、お姫様抱っこってやつだな。
「お前危なっかしいから。」
普段の俺だったら絶対こんなこと言えないけど、Aは今風邪だから…という意味の分からない理由で。
「だからってお姫様抱っこ…」
Aの顔は熱のせいもあってか、真っ赤になっていた。
「病人は大人しくしとけ。」
俺はAの部屋にAを運び込み、ベッドに横たわらせた。
「ハァ、」
Aの息はさっきよりは荒くなくなってて、大分楽そうになっていた。
「とりあえず、これ飲め。」
さっきたまたまコンビニで買っていたスポーツドリンクをAに飲ませた。
少しずつだがスポーツドリンクを飲んでいた。
‥‥よく考えたら、これって間接キスなんじゃ…///
今さら何だか恥ずかしくなってしまった俺は、顔を赤くした。
「A?」
静かになったので、Aを覗き込んだ。
「スゥ…」
…///可愛い。いくら幼馴染だからって、無防備過ぎるだろ///
「う〜ん‥‥駿…」
はっ!?///
今の寝言…だよな?
〜/// ホント、無防備すぎるよ、お前。
チュッ
「…少しは意識しろよ、バーカ。」
〜/// やってしまった。俺はAの頬にキスをしてしまった…
寝込みを襲うとか、サイテーだ…
…そろそろ帰るかな。
「…早く元気になれよ、A。」
俺はAを撫でて、部屋を出て家に帰った。
「…今、駿に‥‥え?///」
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あや - ミナさんの小説とても面白くて大好きです!本当にありがとうございました!これからも読ませていただきます! (2020年5月29日 11時) (レス) id: c76ac59f23 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - 同じ名前の方が作者さんだったのでなんとなく読んでたらすごいキュンキュンしました、ニヤニヤ止まらない (2019年4月2日 3時) (レス) id: 290d7994a1 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - 緩芳さん» やっとテストが終わって‥‥更新できます!多分(笑) 両立できるように頑張ります! (2018年5月27日 20時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
緩芳 - テストお疲れ様です!大変ですよね。よく分かります。これからも、勉強と更新頑張って下さい!! (2018年5月27日 12時) (レス) id: c0887ec13b (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - まぃりぃさん» ありがとうございます!(^▽^)/ これからも頑張ります! (2018年4月30日 11時) (レス) id: bbafda29f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミナ x他1人 | 作成日時:2018年3月8日 21時