【あんスタ】普通科の天才美少女は揺るがない。

4.ちょっと知り合いで ページ5

？「あぁ、そーいうことか。生徒会室でいいか？」

「あ、はい！」

いい人そうで良かった。

私が知ってるアイドル科と言えばウザくてしつこくて…

最近ストーカーまでしてると聞いたものだから…

まあそんな理由もあって来たくなかったんだけどね☆

まともな人もいるんだ…そりゃそーか。

我ながらくだらないことを考えてるとあっという間に生徒会室。

この人後ろにおぶりながら…大変だな……。

とりあえずお礼しなきゃ。

「ここまで連れて来てくださりありがとうございました！」

？「あぁ、いいよ。」

「ところで、名前をお伺いしても…？」

赤紫の彼は一瞬驚いたように目を開くとすぐに口を開けた。

真緒「俺は衣更真緒だ。でこっちで寝てる奴は朔間凛月。」

「衣更さんと朔間さんですね。
また今度会う機会があればお礼をさせてください。」

真緒「いや、いいよ。そんな大層なことしてないし。
それよりはやくいったほうがいいんじゃね？」

「あ、はい。ありがとうございます。」

ぺこりとお辞儀をすると、衣更さんは笑ってくるりと後ろを向いた。

後ろの朔間さんは眠ったままのようだけど。

コンコンと扉を叩き、返事も聞かずに扉をあけた。

だって返事返ってこなかったら時間の無断になるじゃん？？

？「…どうぞ、とはまだ言っていないんだけどな。」

「あぁ、申し訳ございません。
普通科の生徒会の者ですが、資料を預かって来ました。」

？「そうか。ありがとう。」

あれ、この人生徒会長だったよね。

誰だっけ…天祥院……

天祥院英智さんだ！！

「ところで天祥院さん…」

英智「なんだい？」

「プロデュース科に西野というものが入ったと聞いたのですが…」

英智「本当だよ。それがどうかしたかい？？」

「いや…ちょっと知り合いで。ありがとうございます。」

英智「それじゃ資料、ありがとう。」

「いえ。失礼しました。」

と扉をまた開けて戻ろうとした瞬間。

？「失礼しまーす」

誰かとぶつかった。

私よりちょっと小さいくらいの男の子。

ピンク髪だ。

？「誰だよ下僕のくせに僕にぶつかってきたのは！！」

あぁ、これまたイケメンだ。

しかし下僕という言葉が引っかかるが。

「あー、すみません。それでは。」

ぐちぐちと何か言っているのを無視して生徒会室をでた。

ピンクの人の後ろに青髪の人もいたなんて知らない。

つーかめっっっちゃ緊張した！！！！！

真面目に話したのいつぶりだよ私！！！！

帰ってゲームしよ。

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