【あんスタ】普通科の天才美少女は揺るがない。

2.目合っちゃったキャー(白目) ページ3

HRも終わり授業の準備やらをし始めるみんな。

そこに私の親友である由香里がやってきた。

由香里「大変だったねー、また寝坊？」

こいつ…あ、橋本由香里っていうんだけど。

普段は素っ気ないようなツンデレ系女子。

「そーそー由香里聞いてよ！今日の朝アイドル科の人と会っちゃってさ…」

由香里「は？アイドル科？？なんで？？？」

私も由香里もアイドルには興味がないため、
「目合っちゃったキャー」
なんて言わない。

ついでにいうとそういう女子苦手。

「んーなんか走ってたらフラグが…おっと。」

会話を遮るように授業前のチャイムがなった。

私の少し前の席な由香里は、自分の席へと戻って行く。

…さて、寝ますか。




バシンッ

いい音がした。頭がヒリヒリする。

何事だと思い目を開ける。

鈴木「田崎ー？俺の授業で寝るなんていい度胸してんじゃねぇか」

あーしまった。数学だったのか…。

今私の頭を教科書で叩いたのは数学の鈴木。まぁまぁイケメンで若いくせしてウザい。(真顔)

「すみませんでしたー。…ていうか頭叩くとか酷くない！？」

鈴木「ん？」

「ナンデモゴザイマセン_(┐「ε:)_」

威圧が凄ましいよ。こわいわ。

まあしっかり授業受けてやりますか。

…と思ったのも束の間。

終了のチャイムです。

「起立。ありがとうございました」

日直の号令で、授業が終わる。

鈴木「田崎、あとで職員室」

はい、終わった。

「うぃっす…」

クラスメイトに励まされながらも時は進んでいき…

ついに昼休み。時間が進むなんてはやいもので……。

「失礼します…」

鬱だ。

鈴木「お、田崎来たか。
お前のことだからこないかと思ったよ。」

鈴木のデスクに向かった。

そう、呼び出されても行かない人種が私。

だが、これで5回目。

5回目となるとさすがにね…？一応だよ。

「はいはい、で。」

鈴木「でってお前なぁ…！」

あー、くどい。簡潔に言ってくれ。
私は長々と話をされるのが嫌いなんだ。

だから鈴木(先生)は苦手の分野に入る。

あれ、話し終わった？

鈴木「はい、反省は？」

「大変申し訳ありませんでしたー。
以後気をつけます」

鈴木「はぁ…ま、いいだろ。」

「んじゃ、失礼しましたー。」

ガシャッと扉をしめ、由香里が待っているであろう教室へ。

中庭とか屋上とかで食べる人がいるけど、私たちは移動が面倒なので教室。

由香里「お、おかえりー」

定位置にいる由香里。

「ただいまー。」

そして、私も定位置についた。

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