第11話。。 ページ13
貴「なあ銀時、聞いてくれるか?」
銀「ん?ああ」
貴「私な、嘘をついた人の心の声が聞こえるんだ」
銀「....どういうことだ?」
貴「嘘をついた人の本音が、頭に流れ込んでくるんだ。もうあんな声、聞きたくなんてないのに」
銀「......」
貴「小さい頃に、両親が離婚して、私は母親と二人で暮らしてたんだ」
貴「でもな、母親は体が弱くて、ある日突然倒れて亡くなった」
____10年前。
母『うっ...げほっごほっ....』
貴『ママ、大丈夫?』
母『は、はあっ....ええ、大丈夫よ』
貴『ママ、無理しちゃやーよ?』
母『大丈夫よ、私は元気だから』
母親はそう言っていたけれど、数日後に倒れて病院に運ばれてしばらくして亡くなった。
しかし、亡くなる直前にこんなことが起こったのだ。
ベッドで苦しそうに横たわる母親に、私は必死で声をかけた。
貴『ママ、ママ!死んじゃやだよっ!?だから辛いなら無理しちゃだめって言ったのに』
母『大丈夫。私は大丈夫だから、何も辛くないわよ?』
うっすらと開かれた目で私を見て、母親がそう言った途端、
『辛い、もう無理かもしれない。もっとAと一緒にいたかったな』
という母親の声が、頭の中に流れ込んできたんだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
9人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜璃ちゃん(プロフ) - 死恩さん» 本当にふとした思い付きで書き始めた作品なので、どういった展開になっていくのかわからないんですが((←オイ 自分なりに精一杯書くのでよろしくお願いしますヾ(´ω`*)ノ (2013年8月28日 17時) (携帯から) (レス) id: 7893b5f40c (このIDを非表示/違反報告)
死恩(プロフ) - こういう話大好きです!! これからの物語がとても楽しみです♪ 更新頑張ってください!! (2013年8月28日 17時) (レス) id: ed89f85dba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜璃ちゃん | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yoruchan/
作成日時:2013年8月14日 21時