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天然 133 ページ41

大寿と共に万次郎への道を作ろうとしたところ、私の前には刀を手にした春千夜くん。


『春千夜くん、随分と物騒なものを持ってるね』


三途「これが俺の武器だ、文句あるか?」






初めて会ったときのような、優しい彼はもうここにはいないんだ。

『ま、戦う気なんてないけどね〜』

三途「ハァ!?!?」






タッ!!!



くるりと身を反対方向に向けて逃げる。

今の私は日本刀持ってる相手に素手で挑むような馬鹿じゃない。


それに、あの刀は相当使い慣れているようだったし、仮にそうだとしたら尚更この選択は正解だ。





上手く春千夜くんから逃げて、最短ルートで万次郎の元へ向かう




『(さて、この行動が吉と出るか凶と出るか。


真一郎くん、頼むよ。力を貸してほしい)』

胸元にぶら下がる指輪をギュッと握り締めて駆け出した。















人目を避けて貨物の陰に隠れたとき、ドン!と大きな音が聞こえた。




『えっ、』


こっそり覗いてみると、大寿が若狭とベンケイの頭を掴んで地面に叩きつけている光景が目に飛び込んできた。






『……負けた、のか』


いや、東京卍會(私たち)は勝ってるんだ。

余計な考えはダメ、動きを鈍くする














「あれ〜?姉ちゃんマジ?」


『え?』


よく知っているその声に振り返ると、お腹のあたりを抑えた弟。



『らっ、蘭!?!?』


蘭「姉ちゃんなんでいつも(ソッチ)側なんだよ。」

『いやっ、そんなことより!!
怪我してるじゃない!』

蘭「大丈夫だって、こんぐらい」

『全く、こんな強い子がこっちにいるとは心強いけど…。
ってあれ、竜胆は?二人が近くにいないの珍しいよね』



蘭「あ?知らねーよ、どっか連れてかれたもん。」


『つ、連れてかれた?
ん〜…まあ今回は敵ながら天晴れだね。良いとこついたと思うその相手。』

蘭「姉ちゃん何しに来たの?
まさか本気で殺されに来たとか言わねーよな?」

『そのまさか、だったりするけど死ぬ気は毛頭ない。

どっかで竜胆拾ったらここって言っとくね。
あと春千夜くん日本刀持ってるから気をつけて』

蘭「俺とアイツ、一応味方どうしだけど」



『気をつけるに越したことはないでしょ!
じゃあ、またね。』






蘭「え、マジで!?おいっ!!!」


後ろを振り返らぬように真っ直ぐ進む。

花垣くんはどうやら万次郎の元へ辿り着いたみたい、これで最後だ。

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ただのオタク☆(プロフ) - あぁぁぁぁぁ!!!!!!待ってましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!ありがとうございますぅぅ!!!!マジおもろい!神! ハッ!(・Д・) すいません取り乱しました…次も楽しみにしてます! (2022年12月21日 8時) (レス) @page43 id: f4bc07de09 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - 続き待ってます、 (2022年10月10日 1時) (レス) @page42 id: db16ca0257 (このIDを非表示/違反報告)
421(プロフ) - かしこまりました!(*^^*) (2022年9月8日 16時) (レス) @page42 id: 3223c8ebaf (このIDを非表示/違反報告)
フナ - 神は存在したんですね。続まってます!! (2022年9月6日 5時) (レス) @page41 id: 61050e8604 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 早く記憶戻って欲しいまじで (2022年8月2日 0時) (レス) @page41 id: ac6daa7edc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2022年3月20日 8時

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