繋げ！【ハイキュー】 (ページ29)

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『うーん、好きなのかな……』

今は、先日黒尾と話をした現実逃避の日。

行き先は決めてないけれど映画とかカラオケとか、何か適当にみんなと一緒に時間を過ごせたらいいなって思う。

「何が？おはよ。」

『え、うわぁっ？！？！お、おはよ……ぅ』

夜久「驚きすぎじゃね？てか来るの早いな。」

『考えごとしてたんだもん、いいじゃん。
実は今日結構楽しみでさ、準備早く終わっちゃったから』

夜久「俺も！楽しみであんま寝れなくてさ〜」

黒尾「おやおや〜？ふたりの世界ですか〜〜？」

海「2人とも早いね、おはよう」

『3分待ちました』

夜久「俺はー、1分半ぐらい？」

黒尾「待ったうちに入んねえよ」

海「とりあえず、どっか行く？」

『お腹空いた』

夜久「はぁ〜？朝メシは？」

『ぼーっとしてて、食べたか覚えてないや』

黒尾「それもう認知症のばあちゃんだな」

やいのやいの言われたのはほっといて、適当にお腹に突っ込めれば良いからってファストフードのお店に入った。

『みんなも食べる？』

黒尾「俺コーヒー」

夜久「俺ポテト食おうかな」

海「食べてきたから大丈夫」

と、本当に自由に各々の好きなものを頼んで時間を過ごしていた。

『ん、ごちそうさま。お付き合いいただきありがとうございました』

黒尾「朝からよく食うね」

『お腹減ってたんだってば』

夜久「それこの後どーする？
まだ時間あるしこの際テーマパークとか行っちゃうか？」

海「俺もそう考えてた、4人で出掛けるの初めてだし楽しそうだよね」

『絶叫系は酔うからあんまり得意じゃないけど、せっかくだし行きたいな』

そうして近くのテーマパークを検索して、何やら最近話題のアトラクションがあるという場所まで向かった。

どうやら最近は高校生割引きというのがあるらしく、思ったよりも安く入園できた。

夜久「なぁ、まずどれから乗る！？アレも面白そうだよなぁ、迷うな！」

はっちゃけている夜久

黒尾「まずはお化け屋敷からとかどーです？」

嫌な提案をしてくる黒尾

『海は？』

海「苦手なのあんまりないし、みんなの行きたいところに着いていくよ」

いつもの通りおっとりしてる海。と、それに乗っかってみる私。おっとりはしてないけど、正直なところはどうせどっちも行くだろうから順番はどっちでもいい。

夜久「ならまずお化け屋敷から行くか、こっちの方が空いてるし！」

それより何より、満面の笑みで楽しそうな夜久が見られて嬉しかった。

『カワイー彼女がいる男の子ってこんな気持ちなんかな』

黒尾「何言ってんの」