検索窓
今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:35,217 hit

53 ページ3

ピッ

『オフェンスチャージング、10番!』


清田「なぬっ!?!?」

牧「がっつき過ぎだ、清田。」



想像していた通りと言えばその通りなのだけれど、やはり海南のゲームは無駄がない。

当たり前のように選手一人一人が良い動きをしていて、隙を見つけたと思っても次の瞬間には別の選手が補っていて、その隙をつくことすら一苦労だろう。



私は海南(みんな)の動きを一時も見逃さぬよう、必死に動きを折っていた。







パスン

『ぁ……』




綺麗なフォームから放たれたスリーポイントシュート。


誰かと重なったとか言う訳では無いけど、それはもう私の理想とするフォーム、位置、ジャンプの高さ、そして軌道。





清田「神さんナイッシュー!!!!」





『……キレー』


その呟きは誰に聞こえるわけでもなく、また試合は動きだした。







「今日は一段と皆の動きがよいなぁ。」

目の前のゲームに夢中になっていた(というか審判なのでしっかり見ていないといけないのだが)私は、後ろに立った人物に全く気付かなかった。






ピ

『わ、っ、!?!!?
びっ…ビックリした………』




牧「どうした、ファールか?」


私の笛の音に対してだろうか、驚いたのと同時に息が入ってしまったのだと説明した。ファールとかではない。



高頭「オマエもしかして湊の娘か?
髪切ったから全く分からなかったが」

清田「あ、カントク」





『湊Aです、お久しぶりです高頭さん』

軽くお辞儀をしてご挨拶、何年か前にここへ来た時も高頭さんとお話したことがある。

海南に入らないか、と言われたほどだ。



高頭「なるほどな、だから今日は動きが良いのか!

よし、オマエも入ってこい湊、特別に審判は変わってやろう。」


『わっ、分かりました…!』



そうして私もゲームに混ぜてもらうことになる、牧さん敵にいるし勝てる気はしないけど、うん、何とか楽しんでこよう。



清田「やった!Aサン同じチームだ!!」




一方でこちらは神くん、ノブナガくん率いるスタメンが3人のチーム。

それでも向こうにはスタメンが2人、そのうちの1人は牧さんだ。











『(いいものを持って帰ってやる)』

54→←52



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
150人がお気に入り
設定タグ:SLAMDUNK , 三井寿 , 水戸洋平
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:HAL | 作成日時:2023年2月3日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。