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あのあと、彩子はリョータと流川と共に公園に座っていた。
というのも、帰り道で流川にAの事について聞かれたからだ。本当は話すつもりはなかったけれど、グイグイ来る流川に断りきれなかったのと、リョータも詳しいことが知りたいと、.....2人からの強い押しのせいだった。
宮城「アヤちゃん、そろそろどーしてこんな事になってんのか教えてくれよ！！！」
流川「先輩、お願いします」
彩子「わ、分かったから！！落ち着きなさい、2人とも。
それに教えるって言ったって、私もその場を見ていたわけじゃないからあんまりしっかりした事は分からないのよ。」
流川「それでも、良いです。
俺は今、どうしてAさんが手を握られただけであんなに怯えてたのかが知りたいっス。」
宮城「それは、きっとオレも聞いた事と関係あるだろ？」
リョータがどこまで聞いているか分からないが、恐らくそうだと思う。と私も首を縦に振った。
彩子「このことは、Aの前であんまり言及しないで欲しい。
アンタたち、それだけは約束してくれるわね？」
流川「もちろんです。」
私もあの子を助けてくれた人から聞いた話、あまり詳しくは教えてあげることは出来ないけれど口を開いた。
彩子「.....今年の春先、Aは襲われたの。」
「あの子、昔から毎年チームの体制が変わるときにはコートに行って実際に自分で動きながら戦略とか考えたりしてるのよ。それに春になって新体制になったでしょ、ウチのバスケ部は。
今年もコートに行ってたみたい、けど、たまたまそこで不良に絡まれちゃったみたいで.....
Aは正義感が強いから、多分それもあったんだろうと思う。あの子を最初に見つけたって言ってた人は酷い状態だったって言ってた。」
流川「それだけで、あんな反応になるンすか？」
彩子「それは.....」
ここから先は、言葉にもしたくなかったんだ。
宮城「Aが最初に見つけられた時、服着てなかったんだろ。」
流川「.....そういう事、すか。」
彩子「...うん、それ以来Aはリョータに会うのも、赤木先輩に会うのも、もちろん流川に会うのも怖いって言ってた。
今は私がいれば、大丈夫みたいだけど.....
見た通りよ。一週間前まではバスケットの音を聞くだけでフラッシュバックするから、外にも出れないって言ってたわ。」
流川「犯人は？」
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
