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颯爽と現れては私たちを庇うように立った。
「三井サン、どういう事ッスか。」
私より3cm低い彼の背中は、座り込んでいるからかとても大きく見えた。
『よーへー……』
水戸「何もされて無いですか?」
『……ウン』
桜木「っしゃ洋平、ここは任せたぞ!!!
行くぞミッチー、走れ!!!!」
私は花道に抱えられて会場へと連れていかれた。
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彩子 side
「A、遅いわね。
花道はまだしょうがないとして、三井さんまで遅いのは珍しいわ。」
宮城「もう試合が始まるっつーのに、アイツらどこで油売ってんだよ。」
安西先生「連絡手段が無いからにはしょうがありません。
彼らが来るまではいるメンバーで戦うよ。」
「「「はいっ!!!」」」
結局、彼等が来たのは試合が始まる直前だった。
『………』
彩子「三井サン!花道!!」
三井「今日も湊は上からだ。」
彩子「分かりましたケド……」
どうしてそんなにボロボロなの?
まさか、あの子も巻き込まれて…?
三井「悪い、彩子。」
先ほど安西先生が言っていた言葉も気になるが、ここから見た感じではAに傷は無い。
彩子「後でみっちり聞かせて貰いますから。
まずは絶対に勝ってください。」
三井「………当たり前だろう。」
いつもの三井さんとはやっぱり違う、自信に満ち溢れている感じではなく、何かの強い意志を感じる。
Aは………よし、晴子チャンたちと一緒ね。
「(とりあえず試合に集中しないと……)」
この時に、もっと遅れてきた理由をしっかり聞いておくべきだった。
何が起きて3人は遅刻してきたのかを、しっかり聞くべきだった。
三井サンが何を思ってそんな顔をしていたのかを、少し疑問に思った時点で問い詰めるべきだった。
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……!!! (2023年1月28日 14時) (レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか?間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:HAL | 作成日時:2023年1月21日 19時