スーパーキレーなパラボラシュート【SLAM DUNK】

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『晴子チャン？』

「はぁい？」

『かわいーね』



「へ！？」




ﾊﾞｼﾝ!!

『痛ぁ！？』


晴子ちゃんと話していたら、アヤコに怒られてしまった。
余所見していた私も悪いけどさ、流石にハリセンで叩かれるのは痛いよ。



彩子「部活に集中しなさい！」

『はーい。これからゲーム？
……て、人数あれでいいの？』

彩子「そ。まあ、花道はいないようなものだし。
アンタは審判入ってね」

『うん、わかった。』




審判として入るのはいつぶりだ、中々上手く出来るような気がしない。

『それじゃあ、ジャンプボール。』




赤木先輩、三井さん、角田、潮崎のチームと

木暮先輩、リョータ、安田、流川、花道のチーム









ﾋﾟｰｯ !!!!!



『頑張れ〜』

今日の両チームで特にファールの心配があるとすれば……











やっぱり…




ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ!!

『トラベリング！花道！』



ゼッケンの色がよく分かんなくてとりあえず今日は名前でコール。

相変わらずトラベリングも多いしファールも多いし、けど着実に成長している花道の姿を見て、私は高揚を隠しきれずにいた。





そして前後半で20分のゲームが始まり、開始10分。



ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｰ！！

『桜木花道！5ファール！！退場！』




なるほど、彩子たちはこうなることを予測して相手チームを4人にしていたのか……



花道「ナニ！？！？Aサンあんまりです！！
さてはヒイキしいてるな！？！？！！！？」



流川「Aさんがバスケットのゲームで贔屓するわけねえだろ、早くどっか行け」

花道「痛！Aサン！！これは！
今のはファールでしょう！！！！」




今年の1年生は可愛くて、元気で。


『今のはファールじゃないよ、花道は退場だからゲームの邪魔をしないようにコート外に出ようね

で、次は……三井さんからのスローインで。』


三井「おう」




今日初めてこうしてみんながしっかり動いているのを見た。

別に前までちゃんと見ていなかったという訳ではなくて、こう、スタメン固定で全員揃ったところをちゃんと試合展開も考えながら見たのが初めてだった。






『…………いいね、今年は。』


どんだけ打ちのめされても、この胸の高鳴りは簡単には抑えられそうにもない。




「ホッホッホ、良いでしょう良いでしょう。」

『先生、お久しぶりです。』

「時にAさん、久しぶりのバスケットはどうでしたか？」








『……やっぱり、サイコーですねっ』

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