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『………』ｺﾞｿｺﾞｿ
胸の中に黒く落とされた気掛かりなこと。
荷物を纏めているけれどそのことが心の中にズン、と落ちてきて中々思考だって纏まらない。
『ダメ、部活に集中しなきゃ……』
「おー。湊、席窓際なんだな。」
『あ、三井さん。
そうですよ、1番部活に早く行ける席！』
「そしたら教室移動ある時とか、話せるな」
嬉しそうに言うもんだから私もなんだか楽しくなってきた。
『さ、準備終わりましたし部活行きましょ。
お待たせしてしまってすみませんでした』
三井「気にしないで良いって、のんびり行こうぜ」
のんびり歩きながら体育館へ向かっていた
『もう来週からはインハイ予選が始まりますね』
三井「だな、初戦は三浦台か。」
『バスケットの試合なんて久しぶりです、キンチョーしちゃうな』
三井「そういえば湊も何ヶ月か来てなかったのか。」
思い出したように呟く、事情を聞かれてしまいそうになって少し緊張の糸が走った。
しかし、
赤木「遅いぞ三井！！」
『ぁ、』
三井「どーした」
『いえ、何でも…』
彩子「ありゃ、三井サンとA？」
三井「お、オイ待てって赤木！！これには事情が！」
怒りモードの赤木先輩、今にも手が出そうだ
『待ってください赤木先輩！！
三井さんが遅れたの私のせいなんですよ、そんな怒んないでくださいって、』
赤木「……Aが言うのなら。」
三井「ハァ？！」
宮城「2人ともそこで突っ立ってないでスクリーンなりなんなりやってくださいよ。」
『アヤコ、今は何やってる？』
荷物をおろしてマネージャーとしての仕事を始める。
彩子「今はアップ終わってシュート練、アンタも行けそうなら混じってきてもいいよ？」
『声出しながらだよね。
あー！！！こらヤス！フォーム甘い！
リョータも飛ぶのサボるな！！！』
彩子「エンジン全開じゃないの。」
『なんかやっぱり大きな声出すのが1番心が落ち着く。』
彩子「それなら私も安心。
そーだ、アンタ知ってるっけ？
赤木先輩の妹が1年生に入ったのよ」
『赤木先輩の？』
彩子「そろそろ来る頃だと思うのよね……
あ、いた！晴子ちゃーーーん！！」
「あ！アヤコさん！」
可愛いオーラを纏った女の子がこちらへ走ってくる、あの子が赤木先輩の妹だと言われても全然分からない。
『この子が、？』
「赤木晴子です！」
本日、新しいお知り合いが出来ました。
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
