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あの後、外も暗くなってきたので私たちは家に帰ることにした。
『(練習や試合に疲れを持ち越したらたまらないもんね)』
それ以降、その日は特に何事もなく終わり明日からは勉強詰めの毎日がやってくるだろう。
理由があったとはいえ、合わせて何ヶ月か学校に行かなかったツケが回ってきただけ。
テスト期間に言われて追試があったりしてインターハイ本戦に行けない方がイヤだもんね！！！
家に帰ったあとは、久しぶりに教科書や参考書を開いたり彩子から受け取った私が休んでいた時のノートを見返したりしていた。
『(思ったより悩まない、これなら心配もなさそうだし寝坊しないように早く寝よう。)』
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それから湘北バスケ部は第二試合を特に問題もなく勝ち進んだ。
私が試合に行くまでもなく勝ち進んでいく部員たちに大きな誇りとほんの少しの寂しさを感じていた。
決勝リーグまで順々に進んでいくと思われた矢先のこと
ここを勝てば決勝リーグに行ける、という試合の相手はシード校でいわゆる強豪校と呼ばれる"翔陽高校"だった。
藤真さんとはそういえば話したことがあるな、試合の時にまた挨拶出来たら良いのだけれど……
選手権監督という、何とも難しい立場なのに持ち前のセンスと努力で翔陽をここまで連れてきた人だ。絶対に油断出来ない。
まあでもそれより先に私たちは津久武に勝たなくては行けないのだが。
次の津久武戦からは私も現地へ行って試合の様子を見る予定だ、何としても戦略を立てたいし今後に活かしたい。
試合の当日、私はみんなの忘れ物がないか体育館と部室を見ていた。
『うっそ、これがないとあの人……！』
部員の忘れ物を手に私は今までにないぐらい足を酷使していた。
『ﾊｧ……っ、はぁ…！！
確か、会場へ行くには…この道通っていくのが近道だったハズ！！』
路地裏、という場所に未だにかなり怖い印象を抱いているが今はそれどころでは無い。
私の怖さで皆に迷惑をかける訳には行かない、と一歩足を踏み出した。
しかし、その一歩は、最悪の事態を引き起こすトリガーとなる。
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HAL(プロフ) - ネコさん» ネコさんありがとうございます…、気づいた時めちゃ声出ました、、音で覚えてちゃ行けないですね……！！！ (2023年1月28日 14時) (
レス) id: dd7884e58b (このIDを非表示/違反報告)
ネコ - いつも楽しく読ませてもらっています。面白いです、藤真さんのまは、真じゃないでしょうか？間になっていますよ。更新楽しみにしています。 (2023年1月28日 11時) (レス) id: 424c5bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2023年1月21日 19時
