二人なら最強、ただし相性最悪【ヒロアカ】 (ページ8)

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放課後、緑谷くんの治療をしている中、クラスメイトみんなはワイワイと今日の反省会をしていた。

切島「あっ、おい爆豪帰んなよ！もっと話してこうぜ！！」

麗日「そうそう、もっと話していこうよ！ね？」

そんな声を他所に、彼はひとり教室を出ていってしまった。

私も今日の訓練は特に反省することなんてないし、少し爆豪くんとお話がしてみたかったからみんなの制止を振り切って出てきてしまった。

『あっ、あの！！！！』

階段に差し掛かったところで彼を見つけ、声を上げた。

相変わらず、爆豪くんは私を見るなり舌打ち。

そしてまた足を進めた。

『(……負けないぞ)』

ピョン、と何段か階段を飛び降り爆豪くんの隣に立ってみる

『爆豪くんの戦い方、カッコイイね』

待ってよ私、流石に選ぶ言葉があっただろう！！！！？

爆豪「…ぁ？」

『自分の個性をちゃんと理解してるって感じだった、っていうか……
その、つい見入っちゃってさ』

爆豪「慰めのつもりならどっか行けや、カスが」

うん、分かっていた。

分かってはいたんだけど、こうも真正面から言われると心にくるなぁ…

『じゃあ、言い方変える。
私と友達になって！！！』

爆豪「ハァ？」

さらに訳が分からない、って顔してた。

爆豪「何がどうなったらテメェと友達になるってんだよ。」

『爆破の個性とか初めて見たから色々知りたいし、』

『そっ、それにクラスメイトなんだしお友達ぐらいなってくれてもいいじゃん……？』

爆豪「くだらね、帰る。」

『まってまってまって！！！！
え、どーしたらいいの、爆豪くんより私が強ければいい？？！

でも、対等がいいんだよな、…ねえどうしたらいい！』

爆豪「知らねえよ、俺に聞くんじゃねえ」

あれ、ちょっと違和感。

爆豪くんだったらこんな会話してたら爆破してきそうな感じなのに、ずっと静か。

『緑谷くんと、知り合いなんだね』

爆豪「……あ"？」

『…やっと、こっちみてくれた。』