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負傷した緑谷くんは運ばれ、しかし何事も無かったかのような場所を変えてその後もポンポンと続いた戦闘訓練。
『……あの個性は、』
ヒーロー役の轟、障子ペア対ヴィラン役の尾白、葉隠ペアの訓練を見ていたとき、ふと懐かしさを感じた。
それはきっと、彼の纏う雰囲気だろうな。
訓練なんて、って様子で建物全体を凍らせて難なくクリアしていた。
二人目の、推薦入学者
オールマイト「お疲れさん！
緑谷少年以外は大きな怪我もなし。しかし、真摯に取り組んだ、初めての訓練にしちゃ皆上出来だったぜ」
そんな締めくくりで今日の授業が終わった。
オールマイト「それじゃあ緑谷少年に講評を聞かせねばっ！！
みんなは着替えて教室にお戻り」
そうして直ぐにどこかへ消えていった。
コスチュームから制服へと着替えているとき、私は質問攻めに合ってた。
と、いうと……
芦戸「ねえA！！！
プロヒーローの元で訓練してたってなんで教えてくれなかったのさ！！」
葉隠「プロヒーローって誰っ！！！誰！！？」
先程オールマイトさんが言ってたことについて。
八百万「そんなにいっぺんに聞いていたら水沢さんが困ってしまいますわ！」
『はは、気にしないでね。
プロヒーローに教わってたのは、本当だよ。』
耳郎「誰に教わってたの？」
『エンデヴァーさん、轟くんのお父さんの元で少しやらせて貰ってたよ。』
芦戸「えっ、エンデヴァー！！？！？」
葉隠「うそっ！！！凄いね！？！？」
『たまたまご縁があっただけだよ、』
麗日「でも、凄いねぇ！！
Aちゃんは、ウチたちよりだいぶ先にいるんよね…。
ウチも頑張らんと……！！」
葉隠「プロのトレーニングってどんな感じ？？！
やっぱり凄いっ！？！？」
『うん、どうなんだろう。
個性を伸ばす訓練を主にしてもらってたから、私はそんなに実戦！！って感じじゃあ無かったし……』
少なからずそれが嫌な思い出に繋がったことはあった。
でもまあなんにせよ、みんなのモチベーションに繋がるのならこんなのも、いいかな……！！
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
