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翌日。
相澤「予鈴が鳴ったら席につけ」
と、いつも通り入ってきた。
でも少しワクワクしているようにも見える
相澤「おはよう、今回の期末テストだが、残念ながら赤点が出た。したがって、林間合宿は全員行きます」
「「「「どんでんがえしだあ！！！！！」」」」
赤点確実だという四人はとても嬉しそう、結局みんなで林間合宿行けるんだ。良かった。
相澤が「筆記の方はゼロ。
実技で切島・上鳴・芦戸・砂藤、あと瀬呂が赤点だ。今回の試験、我々ヴィラン側は生徒に勝ち筋を残しつつどう課題と向き合うかを見るよう動いた。でなければ、課題云々の前に詰む奴ばかりだったろうからな」
うん、その通り。
私に至っては、勝ち筋すら無かっただろうけど。
尾白「本気で叩きつぶすと仰っていたのは……」
相澤は「追い込む為さ。そもそも林間合宿は強化合宿だ、赤点取った奴こそここで力をつけてもらわなきゃならん。
合理的虚偽ってやつさ」
飯田「またしてやられた、さすが雄英だ。
しかし、二度も虚偽を重ねられると信頼に揺らぎが生じるかと、」
と、飯田くん。
ご最もだと思うけど、
相澤は「確かにな、省みるよ。
ただ全部嘘ってわけじゃない、赤点は赤点だ。おまえらには別途に補修時間を設けてる、ぶっちゃけ学校に残っての補修よりキツイからな。
じゃあ、合宿のしおりを配るから後ろに回してけ」
この言葉で一気に顔を顰めた補習組。
可哀想に三奈ちゃん。応援してるからね……！
飯田「一週間の強化合宿か……」
緑谷「結構な大荷物になるね」
葉隠「あ、じゃあさ、明日休みだしテスト明けだしってことで、A組みんなで買い物行こうよ！！」
芦戸「さっ、さんせー！！！！いこ！！！」
『私、特に買うものないからな……』
芦戸「行くよね、ね？！」
『うっ、うん』
放課後、端の方で聞こえてきた会話。
切島「バクゴー！！明日はこの時間にモール集合だからな！！
上鳴「いいか、ぜっっったい来いよ！」
爆豪「……おう」
『ふふ、なんだか楽しみだ』
蛙水「Aちゃん、楽しそうね」
『うん、こういうの初めてだしみんなで行けるのワクワクしちゃって』
蛙水「私も楽しみだわ、ケロ」
みんな、笑顔だ。
こんな時間が、こんな瞬間がなによりも愛おしい。
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作者名：HAL | 作成日時：2022年8月30日 4時
