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松野千冬 ページ1

翌日、とりあえず別れたことを千冬に言わなきゃと思って一緒に登校した。

場地くんの姿は無い。


松野「A、おはよ。」

『今日も眠そうだね。』

松野「あぁ、場地さんが東卍を辞めた。」

『知ってるよ、昨日会ったの。』

松野「俺、場地さんは何か考えがあると思ってる。
Aなんか聞いてねえの?」

『んー、別れちゃったしな…
私は私で調べようと思ってるけど』

松野「は?!?!」

『うるさいな、ボリューム大きいよ。』

松野「おまっ、別れたのか?!」

『うん。』

松野「ごめん…」


なんでみんな自分は悪くないのに謝るんだろう。

『千冬が謝ることじゃないでしょ?』

話しかけても千冬は何か考え込んでしまっているようで固まってしまった。


何かを思いついたと思ったら突拍子も無いことを言い出した。

松野「今日、学校サボらねぇ?」

『え。
サボって、何するの?』

松野「あんま考えてなかったな〜」

『放課後にしよう。
学校はサボっちゃダメだよ?』

松野「ちぇー。
サボれると思ってたんだけどな」

『千冬、ありがとね。』

松野「別にっ、俺は何もしてねえよ。
ただ、場地さんが考え無しに動くのも有り得ないし、絶対まだAのこと好きだから」

『いいよ、励まさなくて』

松野「いやこれは事実だよ!!!
場地さんがどんだけお前のこと好きか知らねーだろ!
Aと別れたのだって絶対なんかあるはずなんだよ。
そうじゃなかったら、、オレ、。」

『千冬……。』

松野「場地さんな、AがいないときいっつもAの話すんの。俺といるのに。
ひたすら好きなとこ聞かされて正直俺はお前に嫉妬したんだぞ!!!A可愛いだろ?って言ってくるのに肯定するとお前にはやらねーぞ。って言うから否定したらお前Aの良さが分からねーのか。ってどっちで反応してもキレんの」

なに、それ……


松野「極めつけは、アレだな。浴衣姿。」

『へ、?』

松野「場地さん、浴衣姿のAが綺麗すぎて直視できねぇって言ってた。」


目が合わなかったのは、そういうことだったんだ。


松野「それに、Aは寝てたけど1週間毎日面会時間ギリギリまで場地さんお前の側にいたんだからな。」


どうしよ、涙止まらないよ。


松野「あと、場地さんの携帯の待ち受け、浴衣着てるAだからな。
これは俺が言ったのぜってーに秘密
バレたら殺される。マジで。」

『そうだったんだ…。』






松野「だから、元気出せ」

『うん、ありがと千冬。』

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yoru24781785(プロフ) - 不思議の国の有栖さんさん» そう言って貰えて感謝です!ありがとうございます…! (2021年9月30日 22時) (レス) id: c7d7e0653c (このIDを非表示/違反報告)
不思議の国の有栖さん(プロフ) - めちゃめちゃ甘酸っぱいせつないストーリーですね (2021年9月30日 14時) (レス) @page14 id: 4a633c72cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HAL | 作成日時:2021年9月28日 6時

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