【銀魂】紅華の女医

33. 精神と ページ44

小太郎と別行動で紅桜を壊す係を任された。
爆弾は仕掛けてあるものの、紅桜に関するものや装置を確実に壊したいのだそう…。



ドーンッ…！！



小太郎の増援か、寧ろ新八君なのか知らないけど、外で騒動が起こってるお陰でここは警備ががら空きだ。



片付いた事を確認して外へと向かった。



………


外に出れば、晋助と小太郎が対面。
彼等の手元には懐かしい本を見かける。



未だに持っていたんだ……。




それに神楽ちゃんや新八君まで…。




バァーン……！！




すると小太郎が仕掛けた爆弾が起動し、紅桜の工房が見事火の海に包まれた。それを鬼兵隊が黙っている訳もなく。





「あの女……！！黙って捕まってりゃ良かったものの！！紅桜まで壊すなんてもう許さないッス！！」




「Aさん…！！Aさんもここにいたんですね！土方さん達が探してましたよ！」




「土方…？まさか真選組にかきつけられるとは、
あの方は一体…？」





新八君の発言でさっきまでフェミニストって語っている人に怪しまれる。仕方ない……。





『真選組麻薬取締官 楠本緋凪。違法武器所有、取引それらの攘夷活動とみなし、逮捕する。神妙にお縄についてもらいますよ！』




「ほぉ、いつの間にか幕府の犬に成り下がったのか…、おもしれェ。」





この時に使える真選組の名。これでようやく法に背く事なく暴れられ……





「…何！？お主…真選組に入ったのか…？！」




「やべっ、真選組だとよ…！！」




「てめぇらまでビビるなぁ！！ややこしいわ！！」





新八君がツッコんで気付いたけど、小太郎も一応指名手配犯だった…。
鬼兵隊だけを脅そうと思ったんだけど…。




その間に晋助とその幹部らしい仲間は中へと逃げてしまった。





『……っ！逃げられた…！！小太郎…！！』




「…あぁ…！追うぞ…！！」




…………



「ここから先は行かせないッス。」



「フェミニストと言えでも、計画を壊されたら怒るんですよ、こんちくしょう！」




晋助の幹部が道を阻む。
このままだとその空きに逃げられてしまう。




「Aの姉御、ヅラ。先に行くネ。」


「早く止めるんでしょ？先に行ってください。その代わり…」



沢山の要求を告げる二人、もちろん小太郎も私もそんな事させたくないが…





『…良いわ、私が聞き受けた。』





「だが、A…そしたら俺達銀時に…」





『この子達が負ける訳ない、だってあの天パの弟子達だから』

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