【銀魂】紅華の女医

4. 優れた医者で ページ5

『……銀時は何も言われなくても分かるわよね。』



「……はい…。」



『…好物なのは知ってるけど…、適度の量じゃないと。もう糖尿病の境目の上だからね。あと数歩だよ。』



「んなこと分ってらぁ。」



『…私の調合した薬を持たせるから。一日、食後の三回。それを一週間。抜かしたら、許さへんさかいね。それ甘口で糖分が入って無いから。』



「お見透視かよ。ありがとな。」





薬を渡され明らかに苦そうにしていた銀時は、甘口って聞いた瞬間、顔が和らいだ。


本当、男性で甘い物が好きって可愛らしいけど、結構怖いんだからね放っておくと。




『新八君は、生活面のリズムがきちんとしてるね。でも、視力は悪すぎ。貴方は人参とか目に良いものを食べるといいわ。この栄養剤をつけるからね。食後しっかり飲むように。』


「ありがとうございました。」


「次、私ネ！！」




と元気が良い神楽ちゃん。



『貴方は…珍しい種族の天人…、絶滅寸前の戦闘民族の夜兎よね？

地球の日差しは少し慣れる様にした方が良いとおすすめしたいけど…あまり日差しの長居はしない方が良いわ。

あと、紫外線は傘で多少防げると思うけど、適度の水分補給とトマトや人参、ブロッコリーとかの肌の守ってくれる働きを持つ野菜を食べてね。

あと夜兎独特の回復面では通常で、特に異常なし。』



「銀ちゃん！！今日の晩ごはん人参やトマトあとブロッコリーを出すネ！」


「うちにはそんな余裕ねーよ。卵かけご飯だ。」




ブーイングを出す神楽ちゃん。その姿が可愛い。





『良かったら私が作ってあげるよ。診察が終わってからだけどね。』


「本当カ？！今、Aは何処に住んでるの？そこに行くネ！」




そういえば来たばっかりだから、今夜泊まるとこ無いんだった…、。

まだ探して無いし、でも宿はここら辺にはあるだろう。




「その様子だと、まだ泊まるとこねぇんだろ？
俺んちに泊まってけ。な？」




表情だけで悟られた…。





「そうですよAさん。神楽ちゃんも居ますし。」

「そうネ！わたしが居るから安心するヨロシ！」

『お言葉に甘えてもらうわね。』




と今夜、銀時の家に止まる事になった。



けど



「御用あらためである！！真選組だ！」

「ここに廃刀令を背いて刀を振るった奴がいるって聞きやしたが…」




「げっ、真選組の連中だ…。あいつらおっかねーサツだから気を付けろ。」




と銀時が耳打ちするが…
つまり、私を探してるって事？

5. 真選組の→←3. は…？

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