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《銀時 サイド》
「A達、もう行ったか…。
ったく、手間かけさせやがって。」
月詠の奴も増援の加勢にかけつけて来た。
あいつがガキに付いてれば何も心配要らねぇだろ。
Aが何の為に居るのか知らねぇが、
恐らく
「…、ケッ、相変わらずな奴。」
巾着袋の中身を見たら、予想通りの品が出てくる。コレを使うのはいつ以来だろうか。
「よそ見なんぞ、随分と余裕があるんだな。お主は!」
「んぐっ…!!」
なんて力だ…。
だが、ここで負ける訳には行かねぇんだよ…!
シュッ……!!
「…、っ…!?」
ちっ、刀を振ったものの、奴にはほんのかすり傷しか残らなかった。
「……何だ?お主、侍がかすり傷だけ負わすとは。」
「へっ、ナメちゃあ困るぜ。そんなかすり傷でも死に至る菌が入ってくる事があるんだぜ?」
「………っ、!!
お主、ワシに何をした……!!」
そろそろ効いてきたか。
調子漕いてんのも今のうちだ。
「……さっきあの女が渡した巾着袋…。なる程。こりゃあ、面白い。」
と関心している神威。短時間で察したのか。大した奴だ。
「俺の仲間がお前に忠告して無かったか?
“毒華の駆除際、精々、毒に刺されぬよう気つけてな”って。
女って見かけに寄らねぇから気を付けた方が良いぜジジィ。」
「おのれ…!!小賢しい真似をしようて…!」
袋には2つの小型の瓶と注射器があった。
戦争の時でも使った事のある対天人の痺れ毒と
出血止めの薬。
痺れ毒を刀に垂らして、奴を切った。
かすり傷でも相当の毒だから効果は大きい。
そのうちに注射器を太ももにぶっ刺す。
相変わらず妙なもんを作るお前に助けられるとはな。
「今だ…!!」
「…銀時…!今だ、攻撃じゃ!!」
そう呼び掛ければ百華の女共が飛びかかり、
クナイを投げまくる。
だが、身体が痺れてもクナイ位は避けられるみてぇだ。
ググググッ……!
天井が揺らぎ始め、日の光が指す。
どうやらあいつら上手く行ったみたいだ。
「……くっ、…忌々しい太陽め……」
「おてんとう様も面を出した事出し、最後の勝負と行こうか!」
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目覚まし時計の針 - 関西弁の赤髪キャラ…あれ…なんか天国が見えr((( (2022年9月10日 18時) (レス) @page38 id: 0727e3cb02 (このIDを非表示/違反報告)
綾葉メグ(プロフ) - イチゴミルクさん» はじめまして!読んでくれてありがとうございます!長い間ずっと更新していなかったので、待たせてしまった事の申し訳無さと、それでも読んでくれて、応援のメッセージをくれる方が居てくれた嬉しさでいっぱいです。残りの物語を更新出来るよう頑張ります! (2022年7月5日 7時) (レス) id: f190ad2f2f (このIDを非表示/違反報告)
イチゴミルク(プロフ) - 初コメ失礼ッ!最近見始めたばかりなのですが京都弁夢主ちゃん可愛いしかっこいい…!あと,設定見た瞬間に,楠本…あ,私の苗字…え,運命?((()夢主ちゃんお嫁にもろてm((()更新頑張って下さい!応援してますッ (2022年7月3日 21時) (レス) @page3 id: 4b77fe0276 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月 - いえいえ!いつも楽しく読ませていただいてます!これからも頑張ってください!! (2019年11月3日 18時) (レス) id: 7a59223088 (このIDを非表示/違反報告)
綾葉メグ(プロフ) - 蒼月さん» コメントありがとうございます!!毎回読んで頂き、こちらとして励みなります! (2019年10月28日 17時) (レス) id: fe3feae032 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾葉メグ | 作成日時:2019年10月21日 6時