浅草橋哀歌�� ページ21
家入 side
伊地知が帰ったあとも五条はさっきまでの調子で話し続ける
五条が飲みに誘うときは大体この話をしたいからだろう
五｢最近ねーA悩んでるんだよねー。成長速度が遅いって。気にしなくていいのにね、僕が守るんだから｣
家｢そうはいかないだろ。Aは真面目なんだから。だから五条はこれ以上Aを揶揄うな｣
五｢は？俺、本気で好きだけど｣
口調が学生時代に戻っていることに少し面倒臭さを感じるが返答する
家｢想いの事を言っているんじゃない
教師として適切にアドバイスをしろと言っている｣
五｢問題ないね。Aは充分強い。
変にアドバイスするとそれを意識して体が上手く使えなくなるタイプだ｣
確かにAは根は真面目だ
アドバイスをすればするほどそれを意識して雁字搦めになるだろう
五｢ま、それは置いといて硝子。聞いてない？｣
家｢なんだ｣
五｢Aの恋愛話｣
家｢そういうのは自分で聞け｣
五｢知らない、って言わないって事は何かしら聞いてるって事だね。
あーー誰かな？僕だよね、僕しかいなくない！？｣
家｢知らない。そもそもなんで五条はAの事が好きなんだ｣
以前から少し疑問に思ってた事を聞いた
あの五条が生徒の事を好きになるとは思わなかった
五｢それ聞く？長くなるけどいいよね。うん、いいね。
まず顔でしょ。キラキラしてる金色の瞳が好き
あと女子の中では高い身長だけど華奢で女の子ぽい所
大人っぽい見た目なのに表情はコロコロ変わる所
特に照れた時の顔はほんっと分かりやすくて可愛いね
真面目なのに同級生とは悪ノリもする歳相応な所
仲間想いなところ。自己犠牲的なのは気になるけどね
最初は可愛いな〜って思ってただけだったけど、あの子のギャップにまんまとやられちゃったワケ｣
長い。長すぎるが、意外にもちゃんとした理由があって安心した
家｢…浮気はするなよ｣
念の為言っておく。五条の学生時代を見てきた身としてアイツの信用は無い
五｢大切にするよ｣
まだ付き合ってもないのに彼氏面する五条に呆れつつ取り敢えず1軒目を後にした
その後は五条の話を流し聞きしつつ、久しぶりの飲みを楽しんだ
〜〜〜〜〜〜〜〜
五条先生がなんで好きになったかをどーしても入れたいと思ったら思いの外長くなってしまいました…
申し訳ないです、、
そろそろ完結に向かっていこうと思います！
最後までお付き合いいただけたら幸いです
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夜(プロフ) - r_inaaa6さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！励みになります；； (12月1日 14時) (
レス) @page14 id: 16714506de (このIDを非表示/違反報告)
r_inaaa6(プロフ) - めちゃめちゃ好きで一気読みしちゃいました！！更新楽しみにしてます^^これからも頑張ってください^^ (11月22日 13時) (レス) @page9 id: ee744ba5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜 | 作成日時：2023年11月14日 3時
