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朝目が覚めたら...







いつも通り裕太の腕枕。

裕太に向けてた背中を静かにバレないように
裕太の方に、向き直る。



朝日を浴びてる裕太は、白い肌がキラキラしてて、
伏せてるまつ毛がキラキラ光を反射してる。



そっと抜け出そうと、シーツから片足だせば、
まだひんやり寒い空気を感じて身じろぐ。



このままベッドに戻って、裕太とくっつけたら…なんて。


無理なことを言ってても仕方ない。




洗面所で顔洗って、メイクして、着替えて。


髪も整えたとこで、ようやく裕太が起きてくる。



「ん...おはよ〜。」


『おはよ、裕太。

私もうでないと。』


寝ぼけたまま大きく伸びした裕太が

「今日休んだら?」

って普通の顔で問いかけられる。


『えっ、、、なんで?』


次に何を言われるかドキドキする...


「昨日の今日だし、智子ちゃんには俺から上手言っとくから。」


また差し出される手のひら。


その手のひらに携帯を置くと、ギュッと握った後、
片方の手で私の頭を撫でてくれる。






「今日そんなに遅くなんないと思うから、待っててくれる?」



裕太がニコっていつもの笑顔で問いかけてくる。


『......もち..ろん!

はやく...帰って来てね?』



なるべく動揺が悟られないように、
いつも通りの笑顔でキスをした。


「じゃあいってくるね。



...A愛してるよ?

どこにも行かないでね。」




裕太がふわりとした笑顔で出ていった。

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作者名:たまゆー | 作成日時:2017年2月11日 22時

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