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『そういえばさ、ミツって今彼女いないの?

 聞いてなかったなって思って。』


 
さっきの千賀くんの言ったことがなんとなく気になって、
ミツにさりげなく聞いてみた。


 
「え?なに〜?俺の事気になっちゃってんの??」


 
『バカ。そんなわけないでしょ。』


 
「ははっ、だわな。

 んーじゃ、何?もしかしてさっきの千賀に言った事が聞きたいわけ?」


 
覗き込むミツの瞳は一瞬色を失くしたように見えた。

 

『聞きたいっていうか...。』

 
 
「ふふっ、別にいーよ?隠してるわけでもないし。

 まっ、あんま思い出したくもねーけど。

 俺、結婚してたんだよね。2年位前まで。」


 
おどける様に笑ってるけど...思い出したくないってのが本心だよね...。


 
『そう...なんだ。

 まぁ、別に今どきバツイチが珍しいわけじゃないもんね。』


 
「だな。

 でも俺子供もいるんだよ。

 こー見えてもパパなわけ。見える?」


 
『全然...。チャラさがパパじゃないけど。』


 
「やっぱ?見えねーよな(笑)


 

 ま、ホントは俺の子じゃなかったんだけど。」


 

さらっと爆弾発言をするから、思わず持ってたグラスを思いっきり置いてしまった。

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作者名:たまゆー | 作成日時:2017年2月11日 22時

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