43 ページ43
『そういえばさ、ミツって今彼女いないの?
聞いてなかったなって思って。』
さっきの千賀くんの言ったことがなんとなく気になって、
ミツにさりげなく聞いてみた。
「え?なに〜?俺の事気になっちゃってんの??」
『バカ。そんなわけないでしょ。』
「ははっ、だわな。
んーじゃ、何?もしかしてさっきの千賀に言った事が聞きたいわけ?」
覗き込むミツの瞳は一瞬色を失くしたように見えた。
『聞きたいっていうか...。』
「ふふっ、別にいーよ?隠してるわけでもないし。
まっ、あんま思い出したくもねーけど。
俺、結婚してたんだよね。2年位前まで。」
おどける様に笑ってるけど...思い出したくないってのが本心だよね...。
『そう...なんだ。
まぁ、別に今どきバツイチが珍しいわけじゃないもんね。』
「だな。
でも俺子供もいるんだよ。
こー見えてもパパなわけ。見える?」
『全然...。チャラさがパパじゃないけど。』
「やっぱ?見えねーよな(笑)
ま、ホントは俺の子じゃなかったんだけど。」
さらっと爆弾発言をするから、思わず持ってたグラスを思いっきり置いてしまった。
206人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たまゆー | 作成日時:2017年2月11日 22時