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その日は1人でカウンターに座って、ワイン片手に、
その日どうしてもスッキリしなかった仕事の憂さ晴らしで飲んでた。
運ばれてきた、蛸とマッシュルームのアヒージョを、
大好きなマッシュルームばっかり、
フォークでぶすぶす刺しながら食べてた。
そしたらカウンター越しに、
クスクス笑う声が聞こえて顔を上げたら
「あっ、ゴメン(笑)
マッシュルームほんとに好きだよね。
いつもマッシュルームばっか食べて、
お友達が他を食べてるでしょ?」
って、あの無愛想な店員さんが笑ってた。
いつも見てたの?!
って思うとこだけど、それ以上に、
予想外の笑顔の破壊力にやられた。
「次から言ってくれたら、マッシュだけのやつも作れるから。」
そー言って、ニッて笑って、
またオーダーが入ったから、料理に戻った。
その日以来、1人でも来るようになって、
少しずつ話すようになった。
あっ、もちろん男性として好きとかじゃない。
ホントに今では気軽に愚痴も話せるお兄ちゃんみたいな感じ。
それにだって、
「よっ!おつかれ〜。」
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作者名:たまゆー | 作成日時:2017年2月11日 22時