Smile (ページ34)

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34　北山side ページ34

不動産屋に着いたら、Aさんはまだ外出中で、
部屋に通されて待ってた。

案内してくれた事務っそい女の子は
チラチラ俺とタマのこと見てたから、
俺たちのこと気づいてんだろーなー。

Aさんもタマのこと気づいてたのかな？
いや、俺のことも知らなかったし…
でもタマはピンの仕事も多いから、
グループは知らなくてもタマのことは知ってるかも…

あっなんかそれならちょっと凹むわ～。

なんて考えてたら

『遅くなってすみません！』

ってすげー勢いでAさんが入ってきた。

思わずタマと目合わせて笑ったったわ(笑)

入ってきたAさんは、俺がいてることにびっくりしてる。
なので一応説明する。

「俺と同じグループ！」

って言ったらAさん頭下げてて、
タマも自分から名乗ったってゆってるし、
やっぱ気づいてなかったのか。

したらタマが自分のことタマって呼んでとかゆってっから、
いやいやいきなり馴れ馴れしくない⁇
でも、タマはキャラ的にこーゆーの許されっからなぁ～。

でも、Aさんも困ってるっぽくて、

「じゃあ玉ちゃんは？」

なんてわけわかんない助け舟だしてた。
やっぱりAさんにも何ゆってんのみたいな目で見られたし…。

Aさんは色々まだテンパってんのか、
先に進めようとするから、
またタマと2人で笑っちった(笑)