メンヘラ彼氏との日常

メンヘラ ページ2

あ「ただいま」









ぎゅ









家に着いて、玄関に上がればすぐさまメンヘラ彼氏からのハグ。









（人1）「こんな時間まで他の男に尽くしてたの？僕のこと放ったらかして。」








あ「だから、（人1）だけだよ？まず他の男のなんか尽くさないよ」






（人1）「僕、捨てられたと思って不安だった」









そういった時、微かな血の匂いに気づく。




まさか...









あ「ねぇ、もしかしてまたリスカ？」







（人1）「してないよ」






あ「嘘。血の匂いするよ？手首見せて」









そう言って、彼の華奢な手首をつかむ









やっぱり









彼の右手首には無数の切り傷







何なら、過去のリスカの跡もある









彼がリスカをするのはこれで何度目だろうか









私が彼を不安にさせているからなのか…









あ「何度言ったらわかってくれるの？自分を傷つけることだけはやめてって言ってるじゃない」






（人1）「僕、悪い子だから。（人2）を困らせてばっかり。だから、バツを与えなきゃ。」









彼は決して私のせいにはしない。


何もかも、自分が悪いという









そして、自分を傷つける









あ「（人1）はいい子だよ？悪い子なんかじゃない」









そう言って、彼の頭を撫でる









（人1）「へへっ（人2）ちゃんスキ♥」









そう言ってまたぎゅーって抱きついてくる









あ「手当しよう、」








（人1）「うん」

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