角名くんに告白されました (ページ2)

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「鈴見さん、好きです。俺と付き合ってください。」

放課後の旧図書室。

滅多に誰も来ない如何にもな場所での告白。

ああ、終わった私のピースフルスクールライフ。

いや嬉しいよ？

愛の告白なんて今後聞けるかどうかも危ういし、

彼氏なんて出来たことないし、

実際めちゃめちゃ舞い上がってて口滑ってOKしちゃいそうになったし。

けど、けどよ！！

私この人あんま知らない！！

同じクラスでバレー部の角名倫太郎くんって事しか知らない。

あ、出席番号私の次だったような…。

あれれ、てか去年も同じクラスだったよね。

そして今後ろの席じゃん。

なんだ、意外に知ってる。

じゃなくて！！

角名くんて学校の女子の人気者でファンクラブもあるって聞くから、ここで私がどう返事しても虐められるのは回避できないよね。

どうしよう。でもここで好きでもないのにOKはダメだよね。

時間貰う？んー時間貰っても何も変わらんしな。

振る？…心苦しいけど、これが最善か。

「…あの、角名くんの事あまり良く知らなくて…その、ごめんなs「じゃあさ、俺の事知ってよ。」

「え？」