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「あー！！砂川お前ー！」
「なんで俺なんすか！ちょっとAちゃん、俺に飛び火してるんだけど」
「だ、だって…」
面倒くさそうな顔をしつつも背中に隠れていることは許してくれる砂川さん。よくからかってくるけど、なんだかんだ言って優しい人なのだ。顔も良くて頭も良くて運動も出来るのに彼女さんが居ないのが心底不思議でならない
そんな砂川さん七不思議については今は置いといて、伊沢さんが部屋の隅っこで本格的にいじけ始めてしまった。あの水上さんと鶴崎さんも呆れ顔
「…い、伊沢さん…お、怒ってますか…？」
そろそろヤバイかもしれない、といじけてる理由も、何がヤバイのかもよく分からない危機感を察知して、恐る恐る人差し指で床に円を描く伊沢さんの背中に声を掛ける
すると、パッと彼を纏う空気がどんよりしたものからふわふわ花が飛んでそうなものに変わって、何故か嬉しそうにニコニコし始めた。な、なんか笑顔過ぎてちょっと怖い
「別に怒ってないよー。ちょっと砂川とあまりにも距離が近くて嫉妬しただけ」
「めちゃくちゃ素直に言うじゃん」
後ろでわっと笑いが起こるのを感じながら、一人驚きに少し目を見開く。単純に、意外だった
さっき捨てられそうな子犬みたいな目をしていたのだって、ちょっとした冗談で、彼は嫉妬とは程遠い人だと思っていたから
「なに、俺が嫉妬してる事がそんな意外？」
「え、なんでそれを…」
「顔にデカデカと書かれてるよ！」
全く心外だ、とでも言いたげに口をへの字にする伊沢さんに慌てて言葉を発する
「だ、だって、伊沢さん、いつも余裕な感じ、ですし…嫉妬なんて、その、しなさそうだなと…」
「え、全然そんなことないよ。伊沢さんしょっちゅう俺にLINEで、Aちゃんとこうちゃんの距離が近すぎる、邪魔したい、とか送ってくるし」
「鶴崎も後で話あるから」
やだやだ、なんて言い合う伊沢さんと鶴崎さんの姿に呆気に取られていると、近くに居た伊藤さんが徐に近づいてきて、こそっと耳打ちしてくれる
「ああ見えて伊沢さん、ここに来た時はAさんの話ばっかりですよ」
「えッ？！」
「伊藤君？？」
「あ、やば」
ではこれで、とスタスタと足早に紀野さん達の輪に戻っていく伊藤さん
…自惚れても、良いのだろうか
私と同じくらい、伊沢さんも私を好きで居てくれていると、自惚れても良いのだろうか
―――
文字数無い、一言！リクありがとうございました！
終わり
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白菜(プロフ) - しぃさん» いえいえ！ご希望に添えたなら良かったです！ 今回は話数が限られていたので、初めて直接うらツク内に書かせていただいたので少々展開等が変になっているかもしれませんが、そこも愛嬌ということにしておいてくださると嬉しいです(笑)リクエストありがとうございました (2020年2月2日 0時) (
レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 白菜さん» ごめんなさい！完結後にもかかわらずリクエストしてしまって…でも最高でした！もう推しのにやにや顔を想像して昇天しそうでした← (2020年2月1日 22時) (レス) id: 1457e73937 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 白菜さん» そうですね。以後気を付けます！ (2020年1月27日 22時) (レス) id: 1457e73937 (このIDを非表示/違反報告)
まつりか(プロフ) - 白菜さん» 神ですよー！にしても少し回復したようで良かったです！私含め皆さんが白菜さんの事気にかけていたので、コメントを見てもっともっと元気を出して貰えたらと思います！ (2020年1月27日 21時) (レス) id: e802cc95c8 (このIDを非表示/違反報告)
白菜(プロフ) - しぃさん» ありがとうございます！リクエストの方ですが、あと二話ほどなら入るので短くはなりますがなんとか書いてみます！そして細かいかもしれませんが、次回からはお名前をsngwというように伏せていただけると助かります(笑) (2020年1月27日 21時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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