4度目の人生では愛されたかった〖nightmare!Sans〗

23話 歪み ページ25

4人が部屋に戻った後、僕とクロスさんとナイトメアさんで1階に降りた。
どうやらこのアジトは、1階がリビングや共同スペース、2階が各個人部屋になっている様だった。

『アジト』とは言っているが、大きい家みたいだった。



「あの先輩、このアジトには調理器具はあっても、食材が無いですよ？どうやって料理させるんですか…」

「……あー、そうだった。
…クロス、お前買ってこい。」

「はぁ！？嫌ですよ！さっき帰って来たばかりなんですから！」

「別に買い物くらい良いだろ？」

2人が買い物の件で揉めている。
どうしよう、このままでは喧嘩になってしまうのではないか、と怖くなった。









そのときだった。

「お前らさっきから煩いぞ一体何だ…」

何も無かった空中からいきなり、黒くて何だかバグっているスケルトンが現れた。

「…heh、丁度いいところに来たなエラー。
お前、これ取ってこい。」

と言うとナイトメアさんは1枚の紙切れを、エラーさんに渡した。

「…は？なんで俺が、…………ってニンゲン！？」

エラーさんはようやく僕に気がついた様だった。

「はぁ……おい、ナイトメア、どうせお前の仕業だろ？
どういう事だ。」

「まあそう慌てんな。ククッ、コイツは今日から俺らの"後輩"になるんだぜ？」

含み笑いをしながら楽しそうに話す。

「……は、ニンゲンが？闇auに入るのか？」

「ああ、そうだなぁ？」

「コイツが役に立てるのかよ」

「まあ、それは働いてみて貰わないと分からないなぁ？
その為にお前はさっさと、そこに書いてあるモンを買ってこい。」

どうやらあの紙切れは買い物メモだったようだ。
いつの間に書いたのだろうか。

「…チッ、埒があかねぇ…あー分かったよ。買ってきてやるから後で金よこせ」

「分かった分かった、さっさと行ってこい。」



そう言うと、エラーさんは不機嫌そうな顔をして居なくなった。



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エラーの言葉もそのまま書きます。

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