Thirteen ページ13
*
「シャオロンさぁ、考えてくれた？ね、お試しでいいから付き合ってみない？」
私が居てもお構い無しというように、
またはわざとなのか
彼女は口角を上げて上目遣いで薄ら笑う。
どうしよう。
せっかく彼が好きなんだって気づけたのに……
もし付き合ってしまったら私は
きっと
ものすごく悔いることになるだろう。
ただ涙を流すことしか出来ない私を、
シャオロン君は腕を引っ張って自身の体に収めた
私の泣き顔が見えないように抱きしめて。
きつく、ぎゅっと。
そんな抱き方では無く、
優しく、遠慮がちに。
「あんなぁ、俺。お前みたいなギャル好きじゃないねん。」
そうハッキリ言った。
「そんなことより、A泣いてんねんぞ、謝れや。」
私からは何も見えない。すぐ近くでシャオロン君の声が聞こえるだけだが
きっと彼女の顔は歪んでいるだろう。
バタバタと慌ただしい足音が聞こえて
彼女がこの部屋を出て行ったことを悟った。
「…A。」
『や、だ。顔……』
見られたくない。
そう思って口に出すと
彼は私の後頭部を優しく掴んで
自身の胸板に優しく押し付けた。
そしてそのまま耳元で囁いた
「……俺のせい、やんな。」
ぽつりと。
彼の言葉が私の耳に鳴り響く。
私が首を振ろうとしても、後頭部に手を置かれているためやりずらかった。
「俺な、Aのこと、好きやってん。なのに、」
息を飲む音が聞こえる。
どちらのか分からない心音。
「ごめん、な。もう、迷惑かけへんからさ。」
そう言うと彼は私の頭を
ぽん
と撫でた
そして目の前が明るくなる
シャオロン君の音が無くなった。
嘘。どうしよう。だって、
好きだ、って言われちゃった……、
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アリス(プロフ) - おいもさん» こちらこそありがとうございます！！ (2021年6月25日 8時) (
レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おいも(プロフ) - アリスさん» ﾃﾞｭﾝﾃﾞｨﾝして頂けて嬉しい限りです!!w有難うございます！！！！ (2021年6月25日 8時) (レス) id: d618b2996d (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 神作！！！！めちゃめちゃキュンキュンしました！！もういっその事ギュンギュンいやﾃﾞｭﾝﾃﾞｨﾝですよ！！！！(？) (2021年6月24日 0時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おいも(プロフ) - MS.HBさん» あぁぁ……ほんとだ。ありがとうございます。修正しておきました。……バカがバレましたね。 (2021年6月17日 16時) (レス) id: d618b2996d (このIDを非表示/違反報告)
MS.HB(プロフ) - あの、感想とかでは、ないんですけど、四話の題名のスペルが違うと思います!fourだと思います！ (2021年6月17日 16時) (レス) id: 581b6a2e50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいも | 作成日時：2021年6月5日 15時
