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第三十九話 天然だった ページ45

その後、私達は服の寸法などを測ったりして、終わる頃にはもうほとんど夜になっていた



稲荷と一緒に帰ろうとして、石の階段に足を向けると背後から私を呼び止める声が掛かった



誰かな?と思って振り向くと、錆兎だった



錆兎だった(二回目)



『なっ…なんでござりましょう』



やば、思わず、声が上ずった。



「あのさ…さっき、俺を助けたのお前か?」



ギクッ!



な、何でわかったんだ!



『ちっ…違うよ…?』



冷や汗ダラダラで私は答えた



誰が見ても、私が嘘ついてるって確信する顔をして



嗚呼…バレちゃうよ



だけど、できれば隠しておきたいんだよね…



え?理由?何かバレたら面倒くさいことになる気がするからさ!



しかし、



「そうか」



錆兎はその三文字を私に向かって言うと違う人のところへ歩いていった



『……え?』



私は思わず間の抜けた声を出してしまった



だって、誰でもあの声を聞けば私が嘘ついてるって…分かるでしょ!



そう思いながら錆兎の方に視線を向ける



『……ん?』



「さっき…俺を助けたのお前か?」



「えっ?違います!ていうか君誰だ!」



もしかして…









全員にそのこと聞いてんの?



そりゃぁ全員に聞いたら誰が自分を助けてくれたか分かると思うけどさ…



あれ、もしかして錆兎って天然…?



可愛いかよ…←



まぁ今更、私が助けたって言うのも癪だと思い、私は錆兎を横目に石の階段を駆け下りた



早く帰ろうっと!



『苺くーん!師匠!待っててよ〜!』



_________。


「くしゅんっ!」


「なんや、苺、風邪か?白湯飲むか?」


「頂きます…



(……A姫様、最終選別突破できたかな?)」



そんなことを思いながら苺は白湯を飲むのであった。



_________。




名前は稲荷。通称、鎹狐(かすがいぎつね)

顔に刻まれている紋様にはある力がある

鎹鴉のように喋ったりは出来ないが、字を書くことでAに次の任務を伝える

性格は結構甘えたがり

冷たい時との差が酷いらしい

第四十話 刀が届いた→←第三十九話 狐だった



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設定タグ:鬼滅の刃 , 愛され , 転生   
作品ジャンル:アニメ
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金平糖兎(プロフ) - 紅華さん» 了解しました!納得いかなかったので、ここはもう一回書き直しますね (2019年8月4日 12時) (レス) id: 271afb9c67 (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - 師匠を観察してみたのところなんですけど画像が見えません。改善していただけませんか? (2019年7月26日 13時) (レス) id: b5a3a3f5a1 (このIDを非表示/違反報告)
とある者 - あの狐さんははなむぐりさんが描いたものです。自作発言ととられかねないので名前は入れましょう。下手したら本当に起こられてしまいます。それとは別に応援してるので頑張ってください (2019年7月24日 16時) (レス) id: 78dce90340 (このIDを非表示/違反報告)
布袋尊(プロフ) - おう! (2019年7月23日 23時) (レス) id: 4e763fa650 (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - ありがとう!がんばります!・ω・ (2019年7月23日 22時) (レス) id: 5fd05a29f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:金平糖兎 x他1人 | 作成日時:2019年6月15日 18時

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