第六十八話 禰豆子ちゃんが鬼化した ページ7
「くっそ、やっぱり鬼化してたか……」
「禰豆子!」
私が到着したときにはもう禰豆子ちゃんが鬼化し、暴走していた
そして家の惨状を見てきたであろう炭治郎は禰豆子ちゃんを必死に抑えている
「グァァァア!」
一瞬のうちに錆兎は禰豆子ちゃんを捕まえ、こちらに引き寄せた
「禰豆子ぉぉ!」
「……動くな……俺の仕事は鬼を斬ることだ。勿論、お前の妹の頸も刎ねる…供養だけは手厚くしてやるから、どうか諦めてくれ」
「ッ!待ってくれ!禰豆子は誰も殺してない!俺の家にはもう一つ、嗅いだことのない誰かの匂いがした!皆を殺したのは、多分そいつだ!禰豆子は違うんだ!どうしてそうなったかは今はわからないけど……でも!」
『…簡単な話だよ。傷口に鬼の血を浴びたから鬼になった…人食い鬼はそうやって増えるの……』
私は錆兎の後ろに佇み、そう呟いた
「…貴方は…!?…いや、どうでも良い!どうか、この人を説得してくれ!お願いだ!」
『……うーん。残念だけどそのお願いは聞けないなぁ…まぁ、でも』
Aの目が鋭く光る
『その覚悟があるのなら、ね』
「……?」
「おい、A。喋りすぎるな」
『…あーい』
私は渋々口を閉じた
「…お、俺が……必ず方法を見つけるから!殺さないでくれ!家族を殺したやつも見つけ出すから!俺が全部ちゃんとするから!だから!」
炭治郎がそう叫んでいるのを横目に錆兎は禰豆子ちゃんの頸に刀を構えた
「やめてくれぇぇぇぇっ!」
447人がお気に入り
「鬼滅の刃」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
金平糖兎(プロフ) - りんさん» そんなに褒められて照れちゃう(*´ω`*) (2020年4月8日 8時) (レス) id: 1d47fc39b4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 絵が可愛い話も面白い(((o(*゚∀゚*)o))) (2020年4月7日 14時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - りんさん» ありがとうございますぅぅぅっ!今、続編を執筆中なので早めに出せるようにがんばりますね! (2020年4月7日 14時) (レス) id: 1d47fc39b4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続きが楽しみにしてます( ^▽^) (2020年4月7日 12時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - 注意ありがとうございます!直しますね (2020年2月11日 22時) (レス) id: f23abe3579 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:金平糖兎 | 作成日時:2019年11月1日 22時