第六十九話 斧を振られた ページ8
炭治郎side
________。
もうこれ以上…
俺から奪うのをやめてくれ……
俺は思わず、雪の積もった地面に頭を付けて土下座をして言った
「お願いします……どうか、妹を殺さないでください……お願いします…お願いします……」
_____________。
「くっ……」
その様子を見て錆兎が歯ぎしりする
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!惨めったらしくうずくまるのはやめろ!そんなことが通用されるならお前の家族は殺されてない!男なら!」
一呼吸置いて錆兎は叫んだ
「戦え!……何故さっきお前は妹に覆いかぶさった。あんなことで守ったつもりか!何故斧を振らなかった!何故俺に背中を見せた!そのしくじりで妹を取られている!お前ごと、妹を串刺しにしても良かったんだぞ!」
______泣くな
_____絶望するな
_____戦え
錆兎は刀を上へ思いっきり振って禰豆子ちゃんの首元へと近づけ、胸元に刀を刺した
「あああああっ!」
すると炭治郎が叫んで、斧を持って錆兎のもとへ駆けた
まぁ、すぐ気絶させられたけどね…
だけど、炭治郎が事前に投げておいた斧が錆兎へと勢い良く向かっていっていく
「!」
錆兎は間一髪避けたが、髪の毛が数本切れた
『錆兎、大丈夫?』
「…あ、嗚呼………」
自分が何かされたかを理解すると錆兎はニヤリと笑った
『(あー……この顔は…)』
どうやら炭治郎は錆兎にみっちり鍛えられることになりそうだ
____________。
番外編 恋愛事情だった→←第六十八話 禰豆子ちゃんが鬼化した
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金平糖兎(プロフ) - りんさん» そんなに褒められて照れちゃう(*´ω`*) (2020年4月8日 8時) (レス) id: 1d47fc39b4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 絵が可愛い話も面白い(((o(*゚∀゚*)o))) (2020年4月7日 14時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - りんさん» ありがとうございますぅぅぅっ!今、続編を執筆中なので早めに出せるようにがんばりますね! (2020年4月7日 14時) (レス) id: 1d47fc39b4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続きが楽しみにしてます( ^▽^) (2020年4月7日 12時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - 注意ありがとうございます!直しますね (2020年2月11日 22時) (レス) id: f23abe3579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖兎 | 作成日時:2019年11月1日 22時