第八十五話 納得した ページ29
_______。
「…これで、私の子どもたちは納得してくれたようだね」
そう言うとお館様は炭治郎に身体を向けた
「炭治郎、それでもまだ禰豆子のことを快く思わない者もいるだろう」
炭治郎が直ぐ様、頭を下げる。
「証明しなければならない。これから…炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦えること、役に立てること。十二鬼月を倒しておいで。そうしたら、皆に認められる。炭治郎の言葉の重みが変わってくる」
お館様の言葉を聞いた炭治郎が顔を上げた。
あー、お館様と話すとふわふわするよね、わかるぞ炭治郎。
「俺は…俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します!……俺と禰豆子が必ず!悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう!」
「今の炭治郎にはできないからまず十二鬼月を一人倒そうね」
「…はい」
顔が赤くなった炭治郎かーわいー。
「ブフッ………(駄目よ笑ったら!ダメダメダメッ!)」
「…ふふっ」
『……ははっ』
あー、おもしろ。
つられて笑っちゃったよー
……てか宇髄、顔どうした
「鬼殺隊の柱たちは当然抜きんでた才能がある。血を吐くような鍛錬で自らを叩き上げて死線をくぐり、十二鬼月を倒している。だからこそ柱は尊敬され優遇されるんだよ。炭治郎も口の利き方には気を付けるように」
「は、はい」
「それから実弥。あまり下の子に意地悪をしないこと」
「…御意」
「炭治郎の話はこれで終わり、下がっていいよ。そろそろ柱合会議を始めようか」
お館様がそう言うと、しのぶちゃんが小さく手をあげた。そしてさらっと提案する。
「でしたら竈門君は私の屋敷でお預かり致しましょう!」
「……え?」
しのぶちゃんが両手を合わせてパンパンッと音を出し、
「はい、連れて行ってください!」
と言った。
すると
「前失礼しまぁぁぁぁぁすッ!」
と、声がして私達の前に一人の隠の男性が現れた
そして彼は私たちに頭を下げてから炭治郎を抱えて走り出す
禰豆子ちゃんの入った箱を背負った女の人の隠も、それに続いた
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金平糖兎(プロフ) - りんさん» そんなに褒められて照れちゃう(*´ω`*) (2020年4月8日 8時) (レス) id: 1d47fc39b4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 絵が可愛い話も面白い(((o(*゚∀゚*)o))) (2020年4月7日 14時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - りんさん» ありがとうございますぅぅぅっ!今、続編を執筆中なので早めに出せるようにがんばりますね! (2020年4月7日 14時) (レス) id: 1d47fc39b4 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続きが楽しみにしてます( ^▽^) (2020年4月7日 12時) (レス) id: f011f41edf (このIDを非表示/違反報告)
金平糖兎(プロフ) - 注意ありがとうございます!直しますね (2020年2月11日 22時) (レス) id: f23abe3579 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:金平糖兎 | 作成日時:2019年11月1日 22時