§ Story ページ6
-イロハ side-
私が、皆と違う人間だと確信したのは3歳位の頃。
私には見えるモノが、みんなには見えなかった。
そして、霊と関わらないと決めたのは小学生の頃。
案外、早い決断だった。
霊は自分が見える人間に興味を示す。
だから、見えないフリをすればいいだけの事なのだ。
中々成仏できない子供の幽霊、
いつも優しかったお婆さんの幽霊、
それ以外の幽霊とも、私は関わらないようにした。
...人間の私にとって、幽霊なんていう存在は必要ないから。
むしろ居ない方が楽だ。
なのに、
見えたって、目を合わせないのは得意な筈だったのに。
｢____。｣
あの時、上を向かずにはいられなかった。
｢____何!??!｣
目を覚ますと、そこは知らない場所。
座り込んで眠っていた私は、目の前に立つ男に向かって声を上げた。
さっきの、宙に浮いていた男の幽霊。
何年ぶりだろうか、こんな近くで幽霊をしっかりと見たのは。
｢
幽霊は、そう言って私に手を差し出した。
...メリットなんてない。霊と関わったって、何も。
けど、私はその手を握った。
｢_____?｣
しかし、そこで私は気付く。
霊は、人間なんて触れない。
それと同じく、人間は霊に触れない。
｢どうかした?｣
私は、こいつと目が合ってからの記憶が無い。
ただ単に忘れただけなのか、寝落ちしたのか、
......それとも、コイツに刺されたか。
｢へえぇー......やってくれるじゃん。｣
分かっちゃったよ、私。
さっきあんたがしたこと、全部。
｢手伝ってあげるよ。.....頼み事、全部。｣
何だろうね
自然と口角が上がる。
その時、他人にいつも作っていた壁がぶち壊れた。
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キャンディット(プロフ) - 更新楽しみなんですけどどうしましょう (2018年9月16日 20時) (
レス) id: 6ed818cf7f (このIDを非表示/違反報告)
キャンディット(プロフ) - ラムネン☆さん» こちらこそ、ありがとうございます。勇気が出なくて、後悔すること。ありますよね。共感できるようなら何よりです。これからも、幽なれをどうぞよろしくお願いします。コメント、ありがとうございました！ (2018年3月3日 21時) (レス) id: 8583ad440a (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(プロフ) - ラムネン☆さん» コメントありがとうございます!!書いた人間として、素直に嬉しいです!!参考になったのなら何よりです!! (2018年2月22日 17時) (レス) id: ef5150885a (このIDを非表示/違反報告)
ラムネン☆(プロフ) - またまたすみません。怯えてないでやるって決めたらやりなさい！！ただ、あんたに勇気が無いだけじゃない！！！っていう言葉がすごく心に響きました。この小説、少し共感できる気がします！参考になりました！ありがとうございます(o^^o) (2018年2月22日 15時) (レス) id: 539221e456 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネン☆(プロフ) - キャンディットさん» 2人ともですからキャンディットさんも上手です！！こちらこそよろしくお願いします♪ (2018年2月10日 11時) (レス) id: 539221e456 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アカツキ＆キャンディット x他1人 | 作成日時：2018年2月5日 15時
