暁のヨナ男達に××してみた！ (ページ8)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:9,907 hit

ハクユン:続きページ8

相手は山賊で、30人ほど。

こっちは7人だけど俺とヨナとゼノは戦わないから実質的に4人。

四龍と雷獣がいるから大丈夫だと思うけど。

「うおおぉおぉ！！」

山賊が唸るような声を上げて飛びかかってくる。

みんなが攻撃をかわす。

キジャは巨大化した手で攻撃するから何人もの人が一瞬で倒れていくし、ジェハの空からの攻撃は誰にもかわせない。

シンアも剣で戦っている…

あれ？

そこで俺は雷獣の様子がおかしいことに気づいた。

動きも鈍く、相手に攻撃出来ていない。

しかも大刀を引きずっている！

「ハク！」

ヨナが心配そうに叫んだ。

「そうか…ぼうずは体鍛えてないから力が出ないんだ」

ゼノが言った。

俺は戦ったことはないし、体力も全然ない。

「雷獣…」

少し心配になってくる。
俺なんかの体で戦って大丈夫なのか…！？

「うわっ」

足を踏み外したのか、雷獣がよろける。

「雷獣っ！」

思わず俺は前に出た。

落とした大刀を拾ってそれで敵の攻撃を受ける。

「ユン！」

戦い方は雷獣の体が覚えている。

俺は戦いとか好きじゃないけど、今は仕方がない。

「ユンお前…」

「勘違いしないでよね。天才美少年の顔に傷がついたら困るから」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の朝起きると、俺たちは元に戻っていた。

地面が近くなった。

いつもの俺だ。

朝ごはんを作ってると、みんなも起きてきた。

「おはよう、ユン」

「元に戻れたのか？」

「なんだ、昨日のユン君カッコ良かったのに」

「昨日のぼうずすごかったな！」

「…」

「プッキュ！」

………

戻らない方が良かったかも……