ハクユン:1日入れ替わり ページ7
ユンside
「ふわぁぁぁ」
いつも通り朝早く起きてご飯の準備をしようと立ち上がると、地面がいつもより遠い気がする。
「あれ?」
俺、こんなに背が高かったけ?
!!
しかも声低くね?
えーと、鏡鏡…あ、ジェハのとこにあった。
覗くと…
「ハ、ハクぅ!?」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ハクside
誰かが
「ハ、ハクぅ!?」
と俺を呼んだ声で目が覚めた。
俺の声…のような気がしたけど、俺はあんな間抜けな声はださねぇ。(←いわれてますよユンさん)
「ちょ、起きて!!」
俺を揺さぶっているのは、
「お、俺か!?」
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
ユンside
「お、俺か!?」
“俺”が目を開けて叫んだ。
正確には、
「雷獣?」
「も、もしかして、ユンなのか?」
俺は頷いた。
雷獣が今までに見たことのない顔をして驚いている。
てか、見た目は“俺”が目をまん丸くしてるんだけどね。
「あ、ハク、ユン、起きてたの?」
ヨナ!
「お、おはようヨナ。あのさ…」
「ひ、姫さん。その…」
雷獣と俺の声が被った。
「?」
呼び方が違うのに気づき、ヨナが首を傾げる。
「「実は俺たち、入れ替わっちゃったみたいなんだ!」」
「ええ!?」
ヨナが驚くと、そこにジェハ、アオ、シンア、ゼノ、キジャがやってきた。
「やあ君たち。何をしているんだい?」
「何をしている?」
「プキュプキュ?(訳、どうしたの?)」
「…」
「楽しそー!ゼノも混ぜてー☆」
こ、こいつら、俺たちが本気で困っているときに、何を……(怒)
「「入れ替わっちまったんだああぁぁ!!!」」
「「ええええええぇぇぇ!!??」」
「プキュウー!?(訳、ええっ!?)」
ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆ー☆
事情を話したけど、原因は分からないから、そのままにしておくことになった。
俺も落ち着かないけど、どうしようもなく朝ご飯を作ることになった。
「すごい、ハクが美味しそうな料理を作ってる…新鮮…!」
ヨナがすごく嬉しそう(?)な顔で言った。
「…」
俺と雷獣は何も言えなくて黙ってしまう。
何でみんな楽しそうなんだよっ
イライラしているとキジャの声が聞こえた。
「姫様!敵襲です!」
何でこんな時に来るんだよ!
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作者名:ノルアン | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/akamate/
作成日時:2020年1月11日 22時