調子に乗るのは ページ36
@皆子A
たまには体も動かさなきゃね!
【踊って歌ってみた】好き!雪!本気マジック!
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@aaa
ついえら!3D踊ってみた嬉しい!
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@bbb
ダンスうまくね?!まじ雪の妖精
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皆からのリプライを見て自己肯定感を高める。体質柄どうしても「私」を誉める言葉は信用できないんだけど、ダンスや歌や「技術」を誉めてくれるのは努力を認められたようで嬉しい。
そして何より。
葛葉「すっげ、お前関節どうなってんの?!」
「葛葉こそ褒め方どうなってんの?」
私の努力を誰より認めてくれる貴方がいるから、今日も頑張れる。
「私も唯華みたいにshortで踊ってみた出そうかな」
葛葉「なに、ダンスブーム?」
「ちょっと調子乗りたくなった」
葛葉は「うーん」と何か言いたげにしている。
葛葉「椎名みたいな、ああいうのはちょっと…」
「なに?」
葛葉「…変な男寄り付きそうで、ちょっと…っすね」
葛葉が首の後ろを搔きながら口を尖らせる。可愛くて愛しくて大好きな吸血鬼がヤキモチを妬いている。こんなに嬉しいことはない。
「まぁ、確かにねぇ」
私は嬉しい感情を顔に出さないようにしながら、葛葉の隣に座る。
「唯華のshortは可愛くて可愛くて誰が見ても惚れちゃうレベルで完成度高いから、あんな全人類を惚れさせるムーブを自分の彼女がやるってなったら心配になるよねぇ」
葛葉「めちゃくちゃ早口…っ」
葛葉が引いたように笑う。葛葉の笑顔が好きだ。ヤキモチ妬いてくれるのは嬉しいけど、やっぱり笑ってくれるのが一番嬉しい。
葛葉が笑っているのをニコニコしながら眺めていると、葛葉の手が私の頬に伸びてきた。
「なあに?」
葛葉「今日、泊まってく?」
「泊まっていいの?」
葛葉「明日は…早くない。はず」
「煮えきらないなぁ」
最近は葛葉がうちに来るばっかりで私が泊まることはあんまりなかった気がする。
「たまには泊まっていこうかな」
葛葉「いいの?絶対俺手ぇ出すけど」
葛葉の瞳に熱が籠る。ここで私がどう答えるかで、今夜が決まるわけだけど。「どうしようかな」なんて素直じゃない返事をしながら葛葉の胸に飛び込んだ。
「噛まないでね」
葛葉「えー…」
「もう!身体中噛み跡だらけなんだからね!」
葛葉をポカポカと殴ると手を掴まれ、自由を封じられる。そのまま引き寄せられて、噛みつくようなキスをされた。
ほんと、言うこと聞かないんだから。
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よもぎもち(プロフ) - めめさん» ありがとうございます!大変モチベーションになります!!続きも頑張りますね! (2月12日 18時) (レス) id: c260269ddb (このIDを非表示/違反報告)
めめ - めっちゃ好きですこの話!!続き楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2月12日 17時) (レス) id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よもぎもち | 作成日時:2023年11月13日 19時