大好物はいちご大福【zh】

恋バナ騒動 ページ12

葛葉「お前、大会でるってマジ？」

「えっ、うん。ミリ知らだけど」

葛葉「本気？」

「ヤバイかな？」

葛葉「ヤバ…くはないけど。なら葛葉カップも出りゃよかったのに」

「スト6はまだ修行中だからなぁ」

こんなやりとりをしたのが昨夜の話。マネージャーから「本当に出るんですね？！」と謎の確認連絡が来たのが今朝の話。休暇中の舞元さんから「お前麻雀杯出るってまじ？」と謎の電話(ディスコ)がかかってきたのが、ついさっきの話。

「なんなの皆して…」

椎名「舞元からもかかってきたん？やばぁ」

笹木「Aはレアポケモンやからなぁ」

小野町「普段から人見知りとか言って引きこもるから」

今日はさくゆい劇場の稽古日。この現場は唯華と咲ちゃん、春香、チャイカさんと仲良い人が集まってる。皆の背中に隠れながら誤魔化し誤魔化しやっていったおかげか、皆が皆子ではなく名前で呼んでくれるようになった。

加賀美「正直、私も意外だなと思いました」

花畑「普段そんなん出ないもんね」

「皆そんな私に興味ないでしょ…」

四季凪「そんなことないですよ！」

早瀬「ライバーの間でも噂になっとるもん！ツチノコが出てきたって！」

早瀬さんの言葉に皆が笑う。ツチノコって…そんなにレア扱いされてるのか…。

クレア「でも、本当に皆がAちゃんと仲良くなりたいと思ってるんだよ」

クレアさんの言葉にちょっぴり嬉しくなる。私だってもっと仲良しな人を作りたい。

イブ「でもまぁ、普段のAは葛葉のガードが堅いからなぁ」

イブラヒムさんの言葉に思わず固まった。葛葉とイブラヒムさんは仲良しだけど、私達の関係を話したなんて聞いてないし、話してたとしたらイブラヒムさんもこんなところで大っぴらに言うほどノンデリではない気がする…。

早瀬「葛葉？なんで葛葉？」

イブ「いや葛葉、Aさんのこと絶対好きじゃん」

この発言で唯華が盛大に吹き出した。いや、何も知らないイブラヒムさんにもバレてるって、葛葉普段なに話してんの？！

「そ、そんなことないと思うけどナ…」

イブ「ぶっちゃけ、Aさん的には葛葉アリ？ナシ？」

「ややややめようよ、憶測でそういう話は！！」

恋愛感情が欠如している人が多いライバー間の恋バナに、皆が少しウキウキしているのが伝わってくる。

誰か助けてくれ…！



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ちょっと愛され要素いれるかもです。

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