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執事side

非日常は、突然にやってくる。


お嬢様が、消えてしまった。


朝、元気に車から出ていき、学校へ向かう姿は確かに確認した。


だが、御迎えに行けばなかなか出てこず。


学校に電話しても登校した記録は無く。


警察は家出だと言う。


本当に…家出してしまったのだろうか。


そうなると俺はどうなるのだろうか。


やはり解雇なのだろうか。


モヤモヤしながら財布にレシートを突っ込む。


あ、肉まん買ったのにおしぼり貰うの忘れた。


しかしレジに戻るのも面倒だ。
そのまま店を出ていった。


自動ドアが開くと共に、体に有害らしい臭いが鼻をくすぐった。


目をやると、金だのピンクだの派手な髪色をしたヤンキーが煙草をぷかぷか浮かしている。
うんこ座りをして。


その中に、見覚えのある美しい顔立ちがふと目に止まった。


「お嬢様、!?」

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作者名:私。 | 作成日時:2021年9月25日 22時

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