one hundred-fifteen ページ27
島崎さんが帰って、数分後。
達「たらいまーっと」
達央さんが私の家に戻ってきた。
達「とりあえず、パジャマとか下着とかそのへん持ってきた!」
喜んでいる達央さんに私はぎゅっと優しく抱きしめた。
達「うぉっ!何?どうかしたの?」
貴『前の彼女さんに…ひどい事されたみたいね』
達央さんの耳元でそう言うと、達央さんは目を見開いた。
貴『辛かったですよね…もう私に過去の話をしていいんですよ。達央さんは私の過去を知ってもらって、私の心の中を救ってくれたじゃないですか。だから、今度は私の番』
すると、達央さんは徐々に私を抱く力が増してきた。
達「あぁ…これは俺の問題だからAには関係ねぇって思ってたけど…わりぃ、ちょっと肩貸して」
貴『どうぞ』
私の顔の横で、達央さんは小さく啜り泣いていた。
____
達「ありがとう。じゃあ、俺の過去話すわ」
貴『はい』
達央さんは深呼吸をして、私に過去のことを話した。
達「声優し始める前からその彼女と付き合ってたんだ。名前は明花。容姿も可愛くて、声優に向いているような声をしててよ。声優になる前はすげぇ優しかった。けど、声優やり始めて人気になってから、明花は変わっちまった。街中で俺がファンに握手したりすると、握手したファンがニュース重症おったり、俺を後ろから抱きしめると、俺の背中を噛んだり、爪で傷跡をつけたりされてよ。もうコイツ病んでんじゃねぇのかって思って…。耐えきれなくて、俺は''別れよう''ってメールで送って、こっちに引っ越してきたんだ」
達央さんの過去を聞いて、私は静かに涙を流した。
one hundred-sixteen→←one hundred-fourteen
42人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mysteryactor - one hundred-oneでランニングの休憩がランキングの休憩になってましたよ。 (2016年4月18日 16時) (レス) id: cba6bc7235 (このIDを非表示/違反報告)
dolce - 夜魅さんおはようございますdolceです☆彡先程の作品シリーズの内容を読ませて頂いたところどの作品も個性感とロマンチックでアドバンティックな場面が神秘的に描けていてとても素晴らしかったです。(≧Д≦)次回の製作内容を楽しみしてますので製作頑張って下さい(^_^) (2016年4月5日 9時) (レス) id: 182d848054 (このIDを非表示/違反報告)
dolce - 夜魅さんこんにちはdolceです。久しぶりにあなた様の作品を読ませて頂いたところ甘酸っぱいシーンとトキメクシーンとかが印象的でとても面白く仕上がってますね!!次回もより新作する作品が仕上がるよう楽しみしてますので作品製作頑張って下さいね!!(≧▽≦) (2016年2月18日 12時) (レス) id: 182d848054 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜魅 | 作成日時:2016年2月9日 18時