あたしは○○○○ (ページ10)

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あたしは○○○○ ページ10

しかし、理鶯君がここの家来て、数ヶ月経った頃だ。

理鶯君は珍しく本を読んでいた。

これは何の本なんだろう？

私は気になって本の内容を見ようとした時、

『痛っ！』

いきなり頭痛を感じた。

なんか、この本には触れちゃいけないっぽい…

けど、胸が暖かく感じる。

何なの…これ…

すると、理鶯君はその本を持って、家を飛び出した。

『理鶯君！？』

私は必死に理鶯君の後を追いかけようとした時、鏡の中の妖精達が私の前に現れた。

『みんな！！』

妖精達の表情見ると、心配そうな顔をしていた。

どうやら、妖精達は私が理鶯君を追いかけるのをやめて欲しいそうだった。

でも、私は…

『みんな、心配してくれてありがとう。けど、私は理鶯君が好きなの。だから、理鶯君を追いかけるの！私のこの理鶯君に対する思いは決して変わらない！』

妖精達にそう伝えると、妖精達はゆっくりと道を開いてくれた。

『みんな…』

妖精達は泣きそうになりながらも笑顔で私に道を通してくれた。

『ありがとう…行ってくるね』

私は妖精達に見送られ、理鶯君の跡を追った。