検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:422 hit

ス(最終話) ページ8

黒子「Aさん!?」


僕は驚いて、すぐにAさんのもとへ駆けつけた。


Aさんの姿は昔より髪が伸び、服装は青のセーラー服だった。



『ふふっ。テツヤ、驚いてるの?まぁ、昔死_んじゃったはずの私が今ここにいたら、驚くのは当たり前だよね』


Aさんはくすくすっといたずらっ子のような笑いをした。


その笑顔は昔と変わらない。



黒子「何故、僕のところに来たのですか?」



『テツヤに言いたい事があって、神様に頼んでここに来たの』



黒子「…神様って居るんですね」



『うん。あ、時間がないから言うね』



Aさんは深呼吸をしてゆっくりと口を開いた。



『あの時…自分が死_んで、テツヤを一人ぼっちにさせた事はとても辛かった。後悔した。でも、今のテツヤはたくさんの仲間が居る。今の仲間を大切にして、私の分の人生も楽しんでね。それから…』



「!?」


Aさんの体が徐々に消えていく。



僕はAさんの手を掴もうとした時、Aさんは僕の頬にキスをして、フッと消えてしまった。



黒子「Aさん…」



僕の目には自然と涙が出てきた。



"テツヤ…後ろの空を見て…"



生暖かい風が僕にそう言ってくれたかのように押してくる。



後ろに振り返り、空を見るとあの時と同じ大きな入道雲が立っていた。



僕はその入道雲に向かって笑ってこう言った。



黒子「Aさん、大好きです」



"私も大好きだよ。テツヤ"

(終)

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している



←シ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夜魅-82- | 作成日時:2018年3月25日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。