40話 ページ48
ー轟sideー
時計を見ると、時計針は8時を指していた。
ジャージに着替えて、姉さんに"ランニングしてくる"と声をかけ、外に出た。
外に出ると、月や星が出て、少し生温い風が吹いていた。
そんな事を気にせず、俺はランニングをし始めた。
30分ほど走り込み、休憩がてら、少し歩いた。
そんな時だった。
小料理店の前でこのお店の女将さんらしき人がお客であろう中年男性に腕を引っ張られていた。
女将さん『やめてください！まだこのお店の仕事があるんです！』
中年男性『女将さん、いいじゃないかー。お客も俺しかいないし、おまけに旦那さんや子供たちもいないんでしょ？俺とどっか行こうよー』
女将さん『もうやめて…っ！！』
俺は2人の間に女将さんを庇った。
中年男性『あぁ！？何邪魔してんだ、このガキ！！』
轟『この人、嫌がっているだろ。人の気持ちを考えろ。大人だろ』
中年男性『こんのガキー！！！』
中年男性は俺に攻撃とした。
俺は右手で中年男性の左手を掴み、氷結した。
中年男性『い、痛てぇ！！くそっ！！覚えてろよ！！』
中年男性はすぐに俺から手を払い、走って逃げた。
女将さん『ありがとうございます…』
轟『…いえ、大した事ないので』
俺はランニングを再開しようとした時、
女将さん『あの！せめて、お礼させて下さい』
轟『…いいですよ。お礼なんて』
ぐぅー…
俺の腹の虫の音が鳴った。
女将さん『…もしかして、お腹空いたのですか？』
そう言えば、今日姉さんの帰りが遅かったからご飯食べてなかった。
女将さん『少し食べていきませんか？』
女将さんは少し微笑んで、俺を誘った。
轟『…じゃあ、少しだけ』
俺は女将さんと一緒に小料理店に入った。
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みかん - とても面白い作品で息抜きとして読まさせてもらってます！初コメントにこんなことを言うのには、抵抗があったのですが、第十五話の最後の方切島が霧島になっています。これからも更新頑張ってください。長文長々と失礼しました。 (2018年7月24日 18時) (
レス) id: 4c9134da1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜魅 | 作成日時：2017年3月29日 0時
