その執事 晩餐 ページ4
ファントムハイヴ邸・厨房…──
セ)「(あとは魚を焼いて…「にゃ〜」おや」
國)「にゃ」
セ)「國…でしたか」
艶やかな黒い毛並みを撫でた。
セ)「? あなた…尾が二つに割けているんですか」
國)「んにゃ〜」
セ)「ほぅ…この魚をご所望で?いけませんよ」
國)「フ──ッ!!」
セ)「そうお怒りにならないでください。((クスッ
私はあなたの主人と坊っちゃんの晩餐の用意がありますので…ほら、外でお待ちください」
國)「に、にゃ!!;;」
セ)「本当は“この姿のあなた”を追い出すのは気が引けるのですが…坊っちゃんのお料理に猫の毛が入ったら大変ですから」
國)「!」
セ)「主人を放って遊んでいる暇など…あなたにはないのでは?」
パタン…
國)「………」
その夜…──
セ)「晩餐の用意が整いました」
シ)「分かった。行きましょうA様」
貴)「はい」
場所を移動したことを確認し、順に料理を運ぶ。
貴)「ぱくっ))!! 美味しい…!」
セ)「ありがとうございます」
お客様に合わせて、日本でも馴染み深い種類の魚を使用したのは正解でしたね。
シ)「A様、明日の夜は貴女の来訪を歓迎するために、客人を招いてささやかながらパーティーを開きたいと考えているのですが」
貴)「そんな!;申し訳ないです!!急に来ておいてそのような…(・・;)!」
シ)「ご遠慮なく。あなたをおもてなしすることが、僕が女王陛下から仰せつかった使命です」
貴)「何から何まで…ありがとうございます」
セ)「やはり日本人の女性は奥ゆかしく、英国女性にはない魅力がございます」
シ)「リジーにも少し見習って欲しいものだ…」
貴)「リジー?」
セ)「坊っちゃんの許嫁の侯爵令嬢…エリザベス様です」ヒソッ
貴)「へぇ…」
数分後…──
お嬢様をお部屋までお送りしました。
貴)「ありがとうございますセバスチャン。とても素敵な晩餐だったとシエル様にもお伝え下さい」
セ)「はい、確かに承りました^^
長旅でお疲れでしょう。今宵はゆっくりとおやすみ下さい」
貴)「はい。おやすみなさいセバスチャン…」
セ)「おやすみなさいませA様。
………お気をつけて」
貴)「!」
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yomi - シエルさん» コメ感謝です(^∧^)分かりました(*´∇`*)←でも御名前 良いと思いますよ(`・ω・´)d☆←← (2014年1月23日 20時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
シエル - 面白かったです! あ、シエルって名前は、気にしないでください!! (2014年1月22日 19時) (レス) id: 6ec647f8b3 (このIDを非表示/違反報告)
yomi - え!?…5000hit(・_・)?嘘やん←w 皆さん本ッッ当にありがとうございます(*´∇`*) (2014年1月18日 23時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
yomi - えええ!!!?(;´д`)hit数が2000を越えた!?読んでくれた方ありがとうございます!!!・゜・(つД`)・゜・← (2014年1月18日 14時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
yomi - りあずさん» ありがとうございます!國が死ぬの早すぎたかな~と心配でしたがそう言って頂けると安心です(*´∇`*)これからもよろしくお願いします(。・ω・。)ゞ (2014年1月18日 11時) (レス) id: fe8ac84d9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒妃 | 作成日時:2013年12月28日 11時