71話.歌詞太郎side ページ16
天「実は、歌い手のれいさん..僕の妻なんですけど、彼女がなくなった事を、お知らせします」
その落ち着いた一言にコメントは「え？」などとコメントが流れていく。
隣にいるAちゃんは下を向きうつむいた。
天「実は、彼女は病気でした。余命一ヶ月と宣告され、事故でなくなりました。トラックで轢かれて..即死だったそうです。その時＿」
そう言い掛けて「うっ」と口を押さえると勢いよく部屋を飛び出した。
「天月！」とはしやん君が追いかける。
僕はマイクに喋った。
『ごめんなさい、ちょっと天月君はその死を..ちゃんと受け止めてられていないのだろうと思います。どうか、そっとしておいてあげてください』
そう言うとはしやん君が大声で「ごめん生放送中止！」と叫んだ。
コ「ということで短くて御免ね！」
ア「生放送終了します」
そうマイクでいうと生放送を中止する、をクリックした。
Aちゃんはいつのまにか隣にいなかった。
どこだろう、と探してもこの部屋にはいなかった。
多分天月君のところかな。
そう思いながらため息をついた。
コ「まだ翔太は..」
ア「多分トラウマ、なのかな。Aが死んだことが」
『..きっと、そうだと思うよ。そらるさんの話によればすごい血の量だったって。Aちゃんの体内にある血の量じゃない、ってね。それに、血を浴びたんだ。思い出して気持ち悪くなるのもしょうがないと思うよ』
そうか..、とため息をつく。
すると、天月君のお母さんとはしやん君が部屋に入った。
母「ごめんなさいね..思い出しちゃったみたいで..」
コ「大丈夫ですよ。辛い時期だと思いますし」
『はしやん君、翔太君大丈夫なの？』
は「一応吐いて..気絶かな..気を失って..」
ア「そっか..じゃあ帰った方がいいかな」
『そうだね。じゃあ、僕達はもう帰りますね』
コ「翔太君に「御大事に」と伝えてください」
は「「ちゃんと休んで」と伝えてください」
母「本当にありがとうね..」
そんな母親の声におじぎをして、僕達は天月君の家を出た。
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真歩 - 涙が止まりません。 本当によかったです。 次の作品も頑張ってください。 応援してます。 (2015年10月8日 22時) (
レス) id: 01a2c26e2b (このIDを非表示/違反報告)
☆凛々☆(プロフ) - もう泣きまくりです・・・。本当に良かったです・・・！ (2015年8月6日 19時) (レス) id: 1301447d91 (このIDを非表示/違反報告)
みーたさそ - 涙がっ、涙が止まりません…。私達に感動をありがとうございます！七星さん！ (2015年4月8日 15時) (レス) id: 2f5b603178 (このIDを非表示/違反報告)
カルガモちゃん(プロフ) - もうすっごく泣きました！！涙止まらないですｗｗ終わり方がすごくよかったです！ (2015年3月25日 20時) (レス) id: 7f31314282 (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - 明久(仮)@保留荘在住さん» ありがとうございます！そう言って頂けてすごく嬉しいです…！ (2015年2月28日 11時) (レス) id: e5d0af4b38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七星 | 作成日時：2014年1月20日 16時
