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「秘密話、私も混ぜてくださいよ」

「ダメです!」

「あらあら」

Aは上品に笑った。アオイがそれを見て駆けてくる。

「こら、お洗濯もまだなのに!」

「ごめんなさーい……」

しょんぼりとする少女たちを庇うように、Aは彼女たちの肩に手を置いた。

「アオイさん、怒らないであげてくださいな。私が止めてしまったようなものだから」

ふわふわと漂う藤の匂いがアオイの気持ちを落ち着かせた。

「私も手伝います。今のところ、任務はないですから」

なほがAの手を引き、水場へと連れて行った。





最近、蝶屋敷には三人ほど怪我人がいたためか、洗濯物が少し多くあった。
Aは小さな少女四人でこの量の洗濯物はつらいだろうと考え、人一倍働いた。

「そういえば、Aさん、あの刀鍛冶さんのお名前ご存知ですか?」

きよがわくわくと尋ねる。

「はい。伊之助くんの刀を打った鉄穴森さん、炭治郎くんの刀を打った鋼鐵塚さん、ですよね」

きよがまた話しかけようとした時、Aの鎹鴉が飛んできた。
Aの肩に止まり、ガラガラと鳴く。

「刀!刀ヲ研グ為ニ里ニ行ケ!!」

「あ、許可が下りたんですね」

折った袖を元に戻し、Aは少女たちに話しかけた。

「里に行ってきます。お話はまた今度」

すみがAの服を掴み、キラキラとした目で見つめている。

「えっと、すみさん?」

「そ、その、鋼鐵塚さんを探してみてください!」

「え?」

「きっと、喜んでくれますよ!」

「……わかりました、ありがとうございます」

私なんかに会って、喜んでもらえるんだろうか。
そう考え、Aは用意を始めた。

陸→←肆



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五十土(プロフ) - NANAさん» ありがとうございます!ドキドキできるような感じを目指しているのでとても嬉しいです^ ^頑張ります! (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - 牙さん» 鋼鐵塚さん可愛いですよねわかります!癒されてくれてありがとうございます(?) (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
五十土(プロフ) - コハクさん» ありがとうございます!更新しましたのでまたお楽しみください! (2019年12月14日 13時) (レス) id: a2d3564c6a (このIDを非表示/違反報告)
NANA - こんなに素敵な作品に出会ったのが久しぶりすぎて...ドキドキ止まりません...更新頑張ってください!! (2019年11月20日 16時) (レス) id: 714d999e70 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 最近鋼鐵塚さんが可愛く見えて仕方ないので、この小説を読んでると癒されます!更新待ってます!! (2019年11月16日 1時) (レス) id: aea81487e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五十土 | 作成日時:2019年5月2日 22時

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