episode.36 ページ37
side 蓮
深「ぅおーい！！名前に手出すなよぉ！！」
ほぼ開いてない目で真っ赤な顔をしながら大声で叫ぶ深澤さん
それを見て隣で手を叩いてげらげら笑う翔太くんも
ほんのり赤くて酔いが回っているのが分かった
今ここで酔ってないの俺だけか、笑
深「名前にはなぁ、優秀な彼氏がいるんだぞぉ？手ぇ出しちゃだめ！！」
目「俺じゃ、勝ち目ないっすか？」
深「……………」
目「え、笑」
何も言わずじっと俺を見つめる深澤さん
深「それぁ、おれにはわかんねぇや」
しょおたぁぁ！俺にも彼女ぉぉぉぉ！
なんて言いながら翔太くんに抱きつく深澤さん
ほんと、面白い人だ笑
目「名前さん」
あっという間に減っている彼女のお酒
「ん、？」
目「笑、まだ飲みます？」
「ん、のみたい」
おんなじのがいい、と、
俺のグラスを指さした
目「俺と同じのがいいんですか？」
「うん、」
目「じゃあそのままこれあげますよ」
「え、でもれんがのむのなくなるよ？」
ほんのり呂律が回らない彼女に
れん、と呼ばれるのは結構きつい
目「違うの頼みたいと思ってたからいいっすよ」
「ほんと？」
目「はい、どうぞ」
「ありがと、」
名前さんは残っていた自分のお酒を飲み干し
俺のグラスに口をつけようとして
「……かんせつ、きす、だけど、」
なんて顔を赤らめて言った
そんなの気にするんだ、って
また可愛いが溢れてしまう
目「嫌ですか？」
「やじゃない、」
目「じゃ、いいじゃん。飲んでください？」
「ん……、」
グラスを持つ仕草
口をつける仕草
お酒を飲む仕草
テーブルにグラスを置く仕草
何もかもが俺に刺さる
全部、愛おしくて堪らなくなる
目「名前さん」
「ん？」
目「……やっぱ、2人で飲み行きたい、す、」
彼女はあの時と同じように少し考える素振りを見せた
「………、れんは、いいの？」
目「えっ、」
「れんがいいなら、いいよ、」
はっとして翔太くんを見ると
深澤さんと寄りかかり合いながら
2人とも目を閉じていた
目「俺が誘ってるんだから。良いに決まってます」
「じゃあ、行こっか、」
さっきよりもとろんとした瞳で
ふわっと微笑む名前さんに
深澤さんと翔太くんが寝ていることもあったせい
理性なんて働かなかった
「……へ、？」
目「ごめんなさい、好きです」
華奢な体を抱きしめて
その小さな耳に、ちゅ、っとキスをした
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あや(プロフ) - 更新ありがとうございます‼︎甘々な蓮くんにドキドキしちゃいました(//∇//)皆んなとどう交わっていくのか…これからの展開を楽しみにしています‼︎ (2022年8月22日 15時) (
レス) @page39 id: 42df467fb9 (このIDを非表示/違反報告)
わなべ(プロフ) - 猫さん» コメントありがとうございます*_ _)続編から改善させて頂きます(._.)ご不便おかけしますがご了承頂けると幸いです🙇🏻♀️ (2022年8月17日 0時) (レス) id: db17bb0c77 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 名前が変換されません。 木村名前の名前のところにカッコを付けて、木村(名前)にしていただけませんか？ そうしたら変換できるようになると思います。頑張ってください。 (2022年8月9日 10時) (レス) @page1 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
わなべ(プロフ) - ありかえさん» 丁寧に説明していただきありがとうございます*_ _)余裕がある時にチャレンジしてみます!!!!少々お待ちください🙇🏻♀️🙇🏻♀️ (2022年8月3日 10時) (レス) id: db17bb0c77 (このIDを非表示/違反報告)
ありかえ(プロフ) - お話楽しいのでこれからも是非読ませてください！ (2022年8月1日 11時) (レス) id: a79ab7a4ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わなべ | 作成日時：2022年7月15日 16時
